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就任1周年の尹大統領「不支持」59%…歴代大統領の中で最高

登録:2023-05-13 06:08 修正:2023-05-13 07:23
尹錫悦大統領が12日、ソウル江南区COEXで開かれた第58回発明の日記念式典で演説している=大統領室写真記者団//ハンギョレ新聞社

 就任1周年を迎えた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の職務遂行に対する支持率は、1週間前に比べて2ポイント上がった35%を記録した。不支持は59%で、歴代大統領の中で最も高いことが分かった。

 韓国ギャラップが9日~11日に実施した世論調査の結果(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)によると、尹大統領の職務遂行に対する支持率は35%で、不支持は59%だった。直前の調査と比べてみると、支持と不支持がいずれも2%ずつ上昇した。支持の理由としては外交(35%)、国防・安保(6%)、日本との関係改善(6%)、前政権の克服(5%)の順だった。不支持の理由としても外交(32%)が最も多く挙げられ、経済・暮らしの問題・物価(12%)、日本との関係・強制動員賠償問題(7%)、独断的・一方的(6%)などが多かった。

 就任1周年を迎えた尹大統領の支持率は、同時期の歴代大統領に比べて低い方だ。就任1周年頃の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(78%)と金大中(キム・デジュン)大統領(60%)の支持率に比べ半分の水準であり、朴槿恵(パク・クネ)大統領(57%)と金泳三(キム・ヨンサム)大統領(55%)より約20ポイント低かった。一方、李明博(イ・ミョンバク)大統領(34%)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(25%)よりは高かった。ただし、就任1周年頃の不支持においては尹大統領が歴代大統領の中で最も高いことが調査で明らかになった。

 今月7~8日の岸田文雄首相の訪韓で行われた韓日首脳会談は、「成果がなかった」という意見が49%で、「成果があった」(33%)という意見より16ポイント高かった。18%は意見を留保した。「成果があった」という理由としては、韓日関係改善(32%)、経済支援・輸出・投資維持(11%)、未来志向的(8%)、過去事の整理・歴史問題の解消への取り組み(8%)などが挙げられ、「成果がなかった」という理由としては、実益なし(14%)、歴史問題の無視・謝罪しない(12%)、譲歩・低姿勢(11%)、福島原発汚染水問題(10%)などが言及された。

 政党支持率は与党「国民の力」が35%、最大野党「共に民主党」が32%、無党派が28%、「正義党」が5%だった。国民の力と共に民主党の支持率は前週と変わらなかった。

 詳しい内容は、韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。

ソン・ヒョンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1091527.html韓国語原文入力:2023-05-12 17:02
訳H.J

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