撮影過程で馬を虐待した疑惑がもたれたドラマ「太宗イ・バンウォン」の製作陣と「韓国放送(KBS)」が、動物保護法違反の疑いで検察に送致された。
3日、ソウル永登浦警察署はプロデューサーのK氏など制作陣3人を先月末に送検したと明らかにした。彼らは2021年11月2日、李成桂(イ・ソンゲ)役を演じた俳優キム・ヨンチョルの落馬シーンを撮る過程で、「カミ」という名の馬の前足をロープで縛って走らせて転ばせた後、適切な治療をせず放置した疑いが持たれている。動物保護法は賭博や広告、娯楽、遊興などの目的で動物に傷害を負わせる行為を動物虐待と規定し、処罰の対象にしている。
昨年1月1日、「太宗イ・バンウォン」第7話で問題のシーンが放送されると、動物保護団体の批判が相次いだ。これに対し、KBSは倒れた馬が撮影から約1週間後に死亡したと明らかにし、謝罪とともに再発防止を約束したが、動物保護団体の「動物権行動KARA」や「韓国動物保護連合」などはドラマ制作陣を動物保護法違反で告発した。