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韓米海上合同演習の渦中に…中ロ軍艦7隻、日本の海峡を通過

登録:2022-10-01 08:39 修正:2022-10-01 09:55
中国海軍の大型艦艇の南昌級ミサイル駆逐艦=自衛隊のウェブサイトよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 東海での韓米日の対潜水艦共同訓練実施を前に、中国とロシアの軍艦7隻が日本列島南端の鹿児島県の大隅海峡を同時に通過した。

 日本の自衛隊統合幕僚監部は29日午後、資料を公開し、中国の艦艇3隻とロシアの艦艇4隻など7隻が「9月28日(水)から29日(木)にかけて、これらの艦艇が、大隅海峡を西進した後、東シナ海において相互に隊列を組んで航行したことを確認した」と明らかにした。

 中国海軍の大型艦艇である南昌級ミサイル駆逐艦など3隻と、ロシア海軍のウダロイI級駆逐艦など4隻は、26~27日にかけてそれぞれ静岡県伊豆諸島周辺の海峡を越えた後、27日午前に四国南側の海域で合流し、大隅海峡を同時に通過した。中国とロシアの軍艦がともに大隅海峡を通過したのは、昨年10月以来2回目。

 NHKは防衛省の話として、「ロシア国防省は今月、両国の艦艇が合同パトロールを行っていると発表していて、防衛省によると、今回の艦艇がその活動にあたっているとみられる」と報じた。自衛隊の山崎幸二統合幕僚長はこの日の記者会見で「中国とロシアの海軍の連携が以前にも増して図られている印象を持っている。しっかり関心を持ち、警戒監視をしていきたい」と述べた。

ロシア海軍のウダロイI級駆逐艦=自衛隊のウェブサイトよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、日本周辺では中国とロシアの合同演習がいっそう増えている状況だ。中ロ海軍は7月、中国と日本が領有権紛争をしている尖閣諸島(中国名、釣魚島)周辺の接続水域(領海外の24海里までの水域)に進入したことがあり、9月には北海道の神威岬から約190キロメートル離れた海域で機関銃の射撃訓練を実施したりした。

 一方、韓米海軍は26日から29日まで東海で合同海上演習を実施した後、30日には日本の海上自衛隊とともに5年ぶりとなる共同対潜水艦訓練を実施する。

東京/キム・ソヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1060853.html韓国語原文入力:2022-09-30 16:58
訳M.S

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