韓国の警察は、ウクライナ国際義勇軍に参加した予備役大尉(海軍特殊戦戦団)のイ・グン氏(38)を呼び出して調査した。
ソウル警察庁国際犯罪捜査隊の13日の発表によると、同隊は10日、イ氏を呼び出し旅券法違反についての調査を行った。イ氏は警察の調査で疑惑を認めたという。警察は「イ氏に旅券法違反容疑を適用し、近いうちに送検する計画」だと語った。
政府は2月末のロシアのウクライナ侵攻後にウクライナへの旅行を禁止しているが、イ氏は3月初めにロシア軍と戦うとして、ウクライナに向けて出国した。外交部は直ちにイ氏を旅券法違反の疑いで警察に告発した。警察はイ氏が負傷治療のために先月27日に帰国すると、身柄を確保して出国禁止措置を取った。イ氏と共にウクライナに出国し、先に帰国した2人は、旅券法違反の疑いですでに送検されている。
旅行警報4段階が発令されたウクライナに、政府の許可なしに訪問・滞在すれば旅券法違反となり、1年以下の懲役刑または1000万ウォン以下の罰金刑に処されうる。