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「少女像前の場所」奪われた水曜デモ、いつまで…保護勧告にも警察は「検討」だけ

登録:2022-01-27 06:52 修正:2022-01-27 07:07
今月26日、ソウル鍾路区の旧在韓日本大使館前で、「第1528回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ」が開かれている/聯合ニュース

 極右寄りの団体による集会妨害行為から水曜デモを守るべきという国家人権委員会(人権委)の勧告後も、警察の対応に変わりがないとして、正義記憶連帯(正義連)が警察に面会を要請した。面会に応じる代わり、警察は正義連に「人権委の勧告事項を検討中」という回答を繰り返している。

 正義連のカン・ギョンラン連帯運動局長は26日、本紙の取材に対し、「人権委の勧告直後に行われた19日の水曜デモでも、警察の対応は以前と変わらなかった。今月20日にソウル警察庁長と鍾路(チョンノ)警察署長にそれぞれ人権委の緊急救済措置勧告に関する面会を要請したが、事実上『面会するつもりはない』という回答が返ってきた」と述べた。カン局長は「鍾路警察署では『個別の苦情が多いが、すべてを聞き入れられるわけではない。政治的に中立を守らなければならず、(正義連と面会すれば)偏向的に映る可能性がある』とし、署長との面会要請を事実上断った」と主張した。

 これに先立ち、正義連をはじめとする被害者支援団体は人権委に、自由連帯など極右寄りの団体が少女像周辺の場所で集会申請をするなど水曜デモを妨害しているとして、緊急救済措置を取るよう求めた。水曜デモは元々、ソウル鍾路区の旧在韓日本大使館前の「平和の少女像」前から30メートル離れたところで行われてきたが、正義連理事長を務めたユン・ミヒャン議員の後援金流用疑惑が持ち上がってから、極右寄りの団体が2020年5月から、少女像前で集会の申請を予め行い、水曜デモの中止を主張している。今月17日、人権委は警察に「水曜集会反対団体に集会時間と場所の変更を積極的に勧めるべき」と勧告した。

 ソウル警察庁は26日、正義連の面会要請に対し、書面で「国家人権委の緊急救済勧告を尊重し、履行計画などを検討中」だと回答した。チョ・ジョンレ鐘路警察署長は本紙との電話インタビューで、「人権委の勧告事項を検討しており、追って(正義連に)書面で回答する予定だ」と述べた。

 極右団体の集会場所の先取りで、来月23日から、水曜デモは少女像とさらに離れたところで行われるものとみられる。現在水曜デモが行われている場所も、極右団体が事前に届け出たために移動した所だ。正義連のリュ・ジヒョン記憶教育局チーム長は「極右団体が少女像の周辺地域を対象に予め集会申請を行っている。我々も対策を考えている」と述べた。

パク・ジヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1028894.html韓国語原文入力:2022-01-26 16:00
訳H.J

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