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文大統領「オーストラリアにK9自走砲輸出…防衛産業協力を強化」

登録:2021-12-14 08:36 修正:2021-12-14 09:02
オーストラリアを国賓訪問中の文在寅大統領とスコット・モリソン豪州首相が13日、キャンベラの国会議事堂内の大委員会室で開かれた拡大会談に先立って記念撮影をしている/聯合ニュース

 オーストラリアを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が13日、スコット・モリソン首相と首脳会談を行い、国交正常化60周年を迎え、両国関係を「包括的戦略パートナー関係」に格上げしたと明らかにした。これと共にK9自走砲の輸出などの防衛産業協力や、水素経済・宇宙開発・鉱物のサプライチェーンなどの協力を拡大することで合意した。

 文大統領はこの日、キャンベラで開かれた首脳会談後の共同記者会見を通じて「新型コロナや気候危機、サプライチェーンの不安の中で、国際秩序が急変している」とし「民主主義と人権、市場経済の価値を共有する両国は、より緊密な協力で新しい課題に共に対応する」と述べた。文大統領はまず最初に「域内の安定と平和・繁栄のために戦略的協力を強化することにした」とし、「今日契約が締結されたK9自走砲事業を皮切りに、戦略的防衛産業協力を強化する」と述べた。この日の首脳会談後、オーストラリア政府はK9自走砲獲得のため、ハンファ・ディフェンスと契約を結んだ。

 文大統領は続いて、モリソン首相と水素経済・太陽光・炭素捕集装置などのエコ核心技術分野の協力を拡大するほか、「宇宙協力了解覚書(MOU)」を締結して宇宙探査から発射体産業の育成、衛星航法分野にまで交流の水準を高めることにした。

 世界的な話題に浮上したサプライチェーンの協力も強化することにした。文大統領は「世界的な鉱物資源大国であるオーストラリアと、バッテリーや電気自動車の主要生産国である韓国は、グローバル・サプライチェーンの重要な軸を担っている」とし、「鉱物の探査、開発、生産をはじめ鉱山災害の管理まで、資源開発の全周期にわたり体系的に協力し、人的交流と技術協力をいっそう強化していく」と述べた。

 さらに文大統領は「ワクチン接種を完了した韓国国民に対して、今月15日から隔離なしの入国措置を取ってくれたオーストラリア政府に感謝するとともに、活発な人的交流と経済活性化につながることを期待する」と述べた。

イ・ワン記者wani@hani.co.kr(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/1023058.html韓国語原文入力:2021-12-13 11:44
訳C.M

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