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WTOの主要ポストに日本の元外務省幹部が就任…静かに実利を得た日本

登録:2021-05-03 05:45 修正:2021-05-03 08:02
宇山智哉WTO事務局長上級補佐官=在サンフランシスコ日本総領事館ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 日本外務省の宇山智哉前審議官が2日、ヌゴジ・オコンジョイウェアラ世界貿易機関(WTO)事務局長の上級補佐官に就任した。読売新聞は日本がWTOの主要ポストに就くのは今回が初めてだと報じた。

 日本外務省は1日の資料で、宇山前内閣官房TPP(環太平洋パートナーシップ協定)等政府対策本部企画・推進審議官をWTO事務局長上級補佐官として派遣すると発表した。宇山補佐官は事務局長を直接補佐しながらアジア地域を担当する予定だと外務省が説明した。上級補佐官は、今回新たに設けられたポストで、任期は2年であり、再任が可能だ。宇山補佐官は外務省経済局国際貿易課長や経済局審議官などを歴任し、駐韓日本大使館経済公使を務めたこともあり、韓国に詳しい人物だ。

 今回、日本がWTOの事務局長上級補佐官のポストに就いたのは、日本政府の要請が直接的な影響を及ぼしたものと見られる。日本経済新聞は同日付で「日本政府は茂木敏充外相を中心にオコンジョイウエアラ氏を支える人材を派遣する用意があると伝えてきた」と報道した。日本政府は今年2月に終わったWTO事務局長の選出過程で、韓国のユ・ミョンヒ産業通商資源部通商交渉本部長と競争したオコンジョイウェアラ候補を積極的に支持し、静かに実利を得たということだ。

キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/993525.html韓国語原文入力:2021-05-03 02:02
訳H.J

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