日本の福島第一原発汚染水海洋放出問題を扱うための国際原子力機関(IAEA)調査団に中国の専門家が招かれたと、中国政府が明らかにした。
26日(現地時間)、中国外交部は定例記者会見で「IAEAが日本の福島原発汚染水処理を監視・評価するための実務技術者グループに中国の専門家を招請することを確認した」と明らかにした。この記者会見で中国外交部の汪文斌報道官は「IAEAは現在、同作業部会を積極的に構成している。中国は同機関の後続作業を全面的に支援する」と述べた。
王報道官はまた、日本に対して福島第一原発の汚染水を放出する前に中国や他の利害関係者、国際社会の憂慮を真剣に扱うことを求めた。王報道官は「日本政府が周辺国および国際社会との十分な協議なしに一方的に福島原発汚染水を海に放出することを決めたのは無責任だ。 これは日本周辺国の重要な利益を直接脅かすだけでなく、世界の海洋環境や国際公衆保健および安全も脅かすことだ」と述べた。
これに先立ち、IAEAは韓国の専門家に対しても「汚染水の放出過程をモニタリングする国際調査団への参加を希望する」と明らかにした。 IAEAのラファエル・マリアーノ・グロッシー事務局長は20日、聯合ニュースのインタビューで、韓国側の専門家が参加するかどうかについて「韓国が最も強い懸念を示した国の一つだ。 私は明確に参加することを望む」と明らかにした。さらに「韓国から来た専門家との協業は非常に価値があるだろう」と述べた。