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1歳の息子を残して朝鮮戦争に参戦した「キム一等兵」…骨となって70年ぶりに帰還

登録:2021-01-30 03:14 修正:2021-01-31 12:03
朝鮮戦争で戦死した故チョ・チャンシク下士の遺骨の最初の識別現場

 朝鮮戦争で戦死した故キム・ソングン一等兵と故チョ・チャンシク下士(軍の階級名)の遺体が確認された。

 国防部遺骨発掘鑑識団は29日、江原道春川市北山面(チュンチョンシ・プクサンミョン)で2010年4月13日に発掘された遺骨が故キム・ソングン一等兵、江原道麟蹄郡瑞和面(インジェグン・ソファミョン)で2017年6月27日に発掘された遺骨が故チョ・チャンシク下士であることが確認されたと明らかにした。2000年4月の遺体発掘作業開始後、159人目、160人目の身元確認となる。

 釜山市草場洞(プサンシ・チョジャンドン)で生まれた故キム・ソングン一等兵は、春川~華川(ファチョン)進撃戦(1950年10月4日~10月8日)で戦死したものと推定される。故人は結婚後わずか1年で妻と1歳になったばかりの一人息子を残して参戦した。故チョ・チャンシク下士は忠清北道槐山(クェサン)出身で、第8師団所属で参戦し、蘆田坪(ノジョンピョン)戦闘(1951年8月9日~9月18日)で戦死した。未婚のため直系の遺族はいない。

 故人は来月の「護国の英雄帰還行事」終了後、国立顕忠院に埋葬される。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/980984.html韓国語原文入力:2021-01-29 11:55
訳D.K

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