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韓国外相、米大統領選挙直後の8~10日に訪米か

登録:2020-11-04 06:06 修正:2020-11-04 08:46
カン・ギョンファ外交部長官(左側)が3日、ソウル汝矣島の国会議員会館で開かれた共に民主党の外交統一委員会党政協議に参加している/聯合ニュース

 カン・ギョンファ外交部長官が米国のマイク・ポンペオ国務長官との会談のために、来週初めに米国を訪問するとみられる。

 外交部当局者は3日、カン長官の訪米日程について「まだ決まったことではない」と述べた。 しかし、内部的には米国大統領選挙の輪郭がおおよそ決まる8~10日を目標に、米国側と日程を調整することが伝えられた。この日程の通りならば、カン長官は8日に韓国を出発し、9日に米国のマイク・ポンペオ国務長官に会う。カン長官の今回の米国訪問には外交部のイ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長も同行する計画だとわかった。

 カン長官は、今回の米国訪問を通じてポンペオ長官と北朝鮮状況を共有し、来年初めまでの朝鮮半島の状況を安定的に管理するための方法を話し合うものとみられる。イ本部長は、自身の「カウンターパートナー」である米国のスティーブン・ビーガン国務省副長官兼北朝鮮担当特別代表と、朝鮮半島情勢などに関し、韓米の北朝鮮核問題首席代表間の協議を行うことになる。

 カン長官の今回の訪米が世間の注目を集めるのは、単にこれだけではない。現在の予想通りジョー・バイデン前副大統領が米国大統領選挙で当選する場合、カン長官が今回の機会を積極的に活用し、「バイデン陣営」の要人といかなる形であっても接触を試みるはずであるからだ。外交部当局者は「現職に対する礼儀を失しない程度で、民主党側の関係者と懇談会などを通じ、韓国政府の立場を伝え、コミュニケーションを取る契機を作ればいいだろう」と述べた。

 カン長官の国外出張は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行後、今回が3回目。カン長官は8月にドイツを訪問し、韓独外相戦略対話を行い、9月には米国が推進中のインド太平洋戦略の中心国家であるベトナムを訪問した。

キル・ユンヒョン、キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/968385.html韓国語原文入力:2020-11-03 17:54
訳M.S

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