サムスン電子が既存製品に比べ速度が3倍速いスマートフォン用メモリーを本格量産する。
サムスン電子は17日「歴代最高速のスマートフォン用メモリー『512GB eUFS(embedded Universal Flash Storage)3.1』を世界に先駆けて量産する」と明らかにした。「512GB eUFS3.1」は、昨年2月に発売された「3.0」製品より3倍速い連続書き込み速度で、FHDの映画一本を約4秒で保存できる。連続書き込み速度は、ストレージメモリーに映画などのデータを保存する速度を意味するが、「3.1」の速度は1200MB/sだ。ストレージメモリーに保存された映画などのデータを読み出す「連続読み込み速度」も高速化され、「3.1」では2100MB/sに向上した。
スマートフォンに今回の「3.1」メモリーを搭載すれば、8K(8000)映像や数百枚の大容量画像を素早く保存でき、ノートパソコンと同等の便宜性を体感できるとサムスン電子は説明した。容量100GBのデータを新しいスマートフォンに移すと仮定すれば、既存の「3.0」メモリーでは4分以上かかったが「3.1」では1分30秒ほどで充分だとサムスン電子は付け加えた。
サムスン電子メモリー事業部戦略マーケティング室のチェ・チョル副社長は、「eUFS 3.1の量産により、消費者がスマートフォンでデータを保存する際に感じたもどかしさを解決した」として「今年モバイルメーカーが要求する物量を安定供給できるようにすべての準備を整える」と明らかにした。