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「ユネスコ3冠王」に挑戦する漣川…「エコ観光1千万人の時代を開く」

登録:2019-11-06 08:20 修正:2019-12-17 14:40
先月30日、京畿道漣川郡玉女峰から眺めた臨津江流域と非武装地帯一帯//ハンギョレ新聞社

 今年6月、京畿道漣川郡(ヨンチョングン)や江原道鉄原(チョルウォン)、華川(ファチョン)、楊口(ヤング)、麟蹄(インジェ)、高城(コソン)郡など非武装地帯(DMZ)一帯がユネスコ生物圏保全地域(ユネスコエコパーク)に登録された以降、これらの地方政府は保存と活用案を探って積極的に乗り出している。

 漣川郡は4日、「漣川非武装地帯一帯の優れた自然生態環境を全国に知らせる機会にしたい」とし、観光客1千万人を目標に、来年「漣川訪問の年」を推進中だと明らかにした。「臨津江(イムジンガン)生物圏保存地域」は、非武装地帯を除いた漣川郡全地域である584.12平方キロメートル(中核区域63.69平方キロメートル、緩衝区域208.1平方キロメートル、協力区域312.33平方キロメートル)だ。

 中核区域は臨津江を中心とし、山林遺伝子保護区域と文化財保護区域であり、臨津江、漢灘江(ハンタンガン)の水流の横100メートルと周辺の保存国有林が緩衝区域に含まれた。協力区域は住民居住地や農耕地であり、ここで中核区域と緩衝区域の持続的な管理と活用が行われる。

 漣川郡は臨津江生物圏保存地域の登録に続き、来年4月に「漢灘江世界ジオパーク」の登録を控えている。京畿道が推進中の「DMZ世界遺産」にまで登録されれば、漣川は済州島に続き国内で二番目に「ユネスコ3冠王」に上がることになる。世界ジオパークは、地質学的に優れた価値を保有し保存が要求されるところで、40カ国140カ所が指定されている。

 漣川とともに「江原生態平和生物圏保存地域」に指定された江原道も今月1日、国会で生物圏保存地域の活用戦略の討論会を開くなど、活用案を模索している。この日の発表で、江原研究員のパク・サンヨン博士は「接境地域はいまや朝鮮半島の生態平和の中心地域として生まれ変わらなければならない。ユネスコ生物圏保存地域の登録によって、南北が共同で生態環境事業を推進するなど、さまざまな絵を描くことができるようになった」と話した。パク博士は、江原道の接境地域と金剛山(クムガンサン)を連結した「白頭大幹生物圏保存地域ベルト」構築などを事業案として提示した。

 一方、生物圏保存地域は全世界的に優れた生態系を保有した地域を対象に、ユネスコが選定した保護地域のことであり、世界的に122カ国686カ所が指定された。韓国国内では雪岳山(ソラクサン)、済州島、新安郡(シナングン)の多島海、光陵(クァンヌン)の森、高昌(コチャン)、順天(スンチョン)など6カ所がある。

文・写真 パク・ギョンマン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/912102.html韓国語原文入力:2019-10-05 05:00
訳J.S

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