「『君の名は。』公開の際、韓国のお客さんに「3年後、新作とともに戻ってくる」と約束しました。その約束を守ることができて嬉しいです」。
新海誠監督は30日、ソウル蚕室(チャムシル)のロッテシネマ・ワールドタワーで開かれた記者会見でこう語った。この日、彼の新作アニメ『天気の子』が公開された。『天気の子』は当初、今月初めに公開予定だったが、韓日関係の冷え込みなどで延期されていた。彼の来韓日程も中止される可能性があったが、辛うじて実現した。
新海監督は29~30日に4回舞台挨拶に立って韓国の観客たちと顔を合わせたのに続き、帰国を翌日に延期して、この日予定になかった記者会見を開いた。
新海監督は韓国に特別な愛情を示していることについて「2004年の私の初の劇場版長編『雲のむこう、約束の場所』が韓国で上映され、賞もいただいた。あの時、韓国のお客さんたちが私の作品を認めてくれたことを覚えている。その後、新しい作品を披露するたびに韓国に来て友人ができたり、おいしいものを食べたりして、思い出もたくさんできた。映画を作る時、いつも韓国の人たちがいっしょにいてくれる感じ」と語った。
『天気の子』は、雨が降り止まない東京で雨を止ませる神秘的な能力を持つ少女と少年が出会い、経験する出来事を描いている。新海監督は「ここ数年で日本では気候がかなり変わったということをよく実感する。世の中が少しずつおかしくなっていっているのを感じる。大人たちが起こした(気候変動)問題を子どもたちに押し付けているような気がした。そのように変わりゆく世の中で生きていく少年少女の姿を描きたかった」と説明した。さらに、「私が10代の時、宮崎駿監督の作品を見て楽しさや癒しを感じたように、今の10代に楽しさや癒しを贈りたい」と語った。
前作『君の名前は。』は世界的に好評を得ると同時に興業的にも成功を収め、韓国でも370万人以上の観客を動員した。前作の大きな成功がプレッシャーにならないかという質問には「プレッシャーはない。私の仕事は映画をヒットさせることではなく、面白い映画を作ることだ。興行がうまくいかなければプロデューサーとか他の人に責任を押し付ければいいので、私は楽な気持ちで映画さえうまく作ればいい」と話し、笑いを誘った。
新海監督は最後にこのような願いを口にした。「3年後、韓国と日本が仲直りして、新作を持って戻ってきて韓国のお客さんたちと良い時間を過ごせれば幸せだと思います」。