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文大統領と面会した孫正義ソフトバンク会長「一にも、二にも、三にもAI」

登録:2019-07-05 09:16 修正:2019-07-05 10:27
文在寅大統領が今月4日午後、大統領府で日本のソフトバンクの孫正義会長と面会し握手している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 「今後韓国が集中しなければならないのは、一にも人工知能、二にも人口知能、三にも人工知能だ」

 4日、大統領府を訪れたソフトバンクの孫正義会長は「韓国が4次産業革命をリードするために何に集中すべきか」という文在寅(ムン・ジェイン)大統領の質問にこう答えた。孫会長は「人工知能(AI)は人類史上最大級の革命をもたらす」とし、教育・政策・予算など人工知能の分野に対する全面的な投資を提案した。

 文大統領は孫会長に「大企業は資金力があって自ら投資が可能だが、革新ベンチャー起業家らは資金不足などで苦しんでいるのが現実だ。特に若い創業者たちに投資してほしい」と要請した。また「韓国市場の規模は限界があり、グローバル市場に進出しなければならない。ソフトバンクが持っているグローバル・ネットワークを利用して世界市場に進出できるよう支援もお願いしたい」と付け加えた。

 孫会長は快く「そうする」と答えた後、「韓国は人工知能の後発国だが、一歩一歩追いつく戦略よりは一気に追いつく果敢なアプローチが必要だ。韓国も世界1位の企業に投資すべきだ。これが人工知能の一等国になるための最も早い道だ」と助言した。また「具体的な政策と戦略は他の人がしても良いが、大統領はビジョンを持って方向を決めなければならない」と助言した。

 孫会長はこの20年間、1人当たりの国内総生産(GDP)が日本が1.2倍、米国が1.8倍に成長する間、韓国は3.7倍も成長したのは、金大中(キム・デジュン)政府時代に超高速インターネット(ブロードバンド)に対する果敢かつ時宜に適した投資のおかげだと評価した。孫会長は当時、金大中大統領に会い「一にも、二にも、三にも超高速インターネットに集中しなければならない」とアドバイスした。

 一方、対立している韓日関係については、文大統領と孫会長いずれも言及がなかったと大統領府は明らかにした。午後2時に始まった文大統領と孫会長の面談は、予定された時間(40分)を50分過ぎて行われた。孫会長は、自分が投資した人工知能企業の事例をパワーポイントで直接発表した。

 大統領府に人工知能を「伝道」して行った孫会長は、100兆ウォン規模のソフトバンク・ビジョンファンドを運営する世界的な投資家だ。早くから人工知能とスマートロボット、モノのインターネットを重要な投資種目とし、米国の代表的なロボット製造会社であるボストン・ダイナミックスを買収し、世界的半導体チップ設計会社ARMも約34兆ウォンを投じて買収して世界を驚かせた。孫会長はこの日夕方、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長、現代自動車のチョン・ウィソン副会長、LGグループのク・グァンモ副会長と面会した。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/900544.html韓国語原文入力:2019-07-04 21:50
訳M.C

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