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“平和のモノレール”に乗って開城に行こうか?

登録:2019-03-06 23:28 修正:2019-03-07 07:08
「臨津閣~板門店間の平和モノレール路線図=京畿道提供//ハンギョレ新聞社

 京畿道坡州市(パジュシ)の臨津閣(イムジンガク)から板門店(パンムンジョム)間の11キロメートル区間を往復する“平和モノレール”が推進される。

 ユ・ドンギュ京畿観光公社社長は「非武装地帯を訪れる観光客が年間488万人(外国人51万人)に達するが、500ウォンコインを1枚入れて、望遠鏡で北方を眺めるのが全部」だと述べ、「観光客が朝鮮半島の分断、戦争、平和を体験できるように、非武装地帯に平和モノレールの設置を推進する」と6日明らかにした。

 平和モノレールは、1段階で臨津閣~板門店間の11キロメートル区間を運行し、この区間には臨津閣駅、分断の駅、平和の駅、板門店駅の4つの駅が設置される。2段階では、北側との協議を経て板門店~開城の区間(14キロメートル)、3段階では開城市内~松岳山(ソンアクサン)を結ぶ区間(3キロメートル)を推進する計画だ。

6日午前、京畿道庁旧館2階のブリーフィングルームで、ユ・ドンギュ京畿観光公社社長が「臨津閣~板門店間の平和のモノレール設置推進計画」についてブリーフィングをしている=京畿道提供//ハンギョレ新聞社

 時速30キロメートルで往来する平和モノレールの運行時間は往復で50分で、配車間隔は6~8分だ。臨津閣駅は平和ヌリ(世界)と湿地体験学習園など周辺の観光資源を見て回れるように造成され、分断の駅は戦争・痛み・葛藤をテーマにした体験および展示プログラムを組み合わせる計画だ。平和の駅は分断から平和に変わる非武装地帯を体験し、板門店駅は北朝鮮の料理と特産品を楽しめるように作られる。

 ユ社長は「年間輸送客数は500万人が目標であり、政府部署との協議が終わり工事に入れば工事期間は3年6カ月と予想する」と話した。現在、大邱(テグ)、順天(スンチョン)湾、巨済(コジェ)などで観光用モノレールが運用中だ。

ホン・ヨンドク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/884784.html韓国語原文入力:2019-03-06 19:35
訳J.S

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