白い安全帽と防火服、空色のユニフォームなどを備えた労働者たちが「私がキム・ヨンギュンだ」と言ってキム・ヨンギュン氏の遺品であるカップラーメンを持って集まった。
「非正規労働者100人代表団」は18日午後1時、ソウル世宗文化会館前で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との面会を求める記者会見を行い、「就任直後に仁川空港を訪問し、非正規職問題の解決を約束した文在寅政権の『労働尊重社会の建設』政策が、1年6カ月が過ぎた今、方向を失い、逆行している」としたうえで、「正規職ではないという理由で危険な業務に追い込まれる私たちが『キム・ヨンギュン』だ。私たち『キム・ヨンギュン』は文在寅大統領との直接対話を要求する」と述べた。
キム氏が所属していた韓国発電技術のシン・デウォン労組支部長は同日の記者会見で、「元請けがすべての施設の管理監督と承認権を持つ下請け構造では、下請け労働者が会社に安全問題の改善を要求しても、元請けがこれを受け入れなければ、何も解決されない」としたうえで、「発電所は労働者の汗と血が流れてこそ電気が作られる現場だ。韓国社会の非正規職問題が解決されなければ、いつか誰かはこの厳しい環境で働くことになるかもしれないことを分かってほしい」と涙声で訴えた。
キム氏の死後も「危険の外注化」が進んでいるという声もあがった。ホン・ジョンピョ韓国ガス公社非正規支部長は「最近、週52時間制を施行する元請けが、人員を拡大する代わりに従来4人が行なっていた安全業務を3人で行う調停案を推進中」だとし、「今この時間にも非正規労働者の生命が脅かされている。第2の九宜(クウィ)駅のキム君とキム・ヨンギュン氏が出ないよう、特段の措置が必要だ」と語った。「非正規労働者100人代表団」は21日、光化門(クァンファムン)一帯で大規模なろうそく集会を開き、政府に非正規職問題の解決を求める計画だ。
一方、「青年非正規労働者故キム・ヨンギュン市民対策委員会」は同日、ずさんな勤労監督を防ぐため、韓国西部発電に対する雇用労働部の特別産業安全監督に労組の上級団体の参加を保障することを求めた。