北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長とマイク・ポンペオ米国務長官の朝米高官会談が、ニューヨークで7~8日(現地時間)、2日間にわたり行われる見通しだ。
複数の外交消息筋は3日、朝米がこのような日程を調整したと伝えた。7日にはニューヨークに到着する金副委員長とポンペオ長官が晩餐を行い、翌日の8日に本格的な会談を行なう日程だ。
これについてポンペオ長官は2日、「FOXニュース」の有名アンカー、ショーン・ハニティ氏とのインタビューで、北朝鮮との交渉状況に関する質問に対し、「私は来週、私のカウンターパートであるナンバー2(the number two persoon)と一連の対話(another set of conversations)を行う」と答えた。「ナンバー2」は金英哲副委員長を指すものとみられる。ドナルド・トランプ大統領も今年6月1日、ホワイトハウスで金副委員長と面会した後、記者団に金副委員長を「北朝鮮のナンバー2」と呼んだことがある。
金副委員長の訪米は6・12朝米首脳会談直前の5月末~6月初旬以来、2回目だ。彼は当時、ニューヨークで1泊2日間にわたりポンペオ長官と会談してから、ワシントンを日帰りで訪問し、ホワイトハウスでトランプ大統領に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の親書を手渡した。今回も金副委員長が金正恩委員長の親書を持ち、トランプ大統領と“電撃面会”するかどうかに注目が集まっている。
金副委員長の訪米に、北朝鮮のチェ・ソンヒ外務副相(外務次官)が同行した場合、チェ次官と米国のスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表の実務会談まで実現し、朝米会談が2日以上に長引く可能性もある。ポンペオ長官のニューヨーク訪問にはビーガン特別代表も同行する。ワシントンのある外交消息筋は「米国はいつでも実務会談をする準備ができている」とし、「北朝鮮が応じるかどうかにかかっている」と話した。
今回の高官級会談では、米国が「来年初め」と言及した朝米首脳会談の時期と場所や北朝鮮の非核化プロセスと制裁緩和など、米国の相応措置が核心議題として取り上げられるものと見られる。特に、制裁緩和をめぐる駆け引きが予想される。金正恩委員長は今月1日、「敵対勢力が愚かにも、悪辣な制裁策動だけに狂奔している」として、国際社会の対北朝鮮制裁を非難しており、ポンペオ長官は2日「非核化の検証が行われない限り、制裁は解除されないだろう」と強調した。