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CNN「習近平、朝米首脳会談後に訪朝予定」

登録:2018-04-18 23:07 修正:2018-04-19 07:14
習近平・中国国家主席が訪朝を準備中であり、その時期は5月末か6月初めに予想される朝米首脳会談後になるだろうと米国のCNNが18日報道した。写真は3月28日、中国中央テレビ(CCTV)からキャプチャーしたもので、中国を訪問した金正恩北朝鮮労働党委員長(右)が北京の国賓館釣魚台で習近平主席と握手を交わす姿/聯合ニュース

 習近平・中国国家主席が6月頃に北朝鮮を訪問する予定だとCNNが報道した。習主席が平壌(ピョンヤン)を訪問すれば、2012年11月に中国共産党総書記に就任した後最初の訪朝であり、中国の国家主席としては2005年10月の胡錦濤主席以来13年ぶりだ。

 CNNは18日、匿名の官僚の話を引用して「習主席の平壌訪問がまもなくなされるだろう」とし、5月末か6月初めに予想されるドナルド・トランプ大統領と金正恩・北朝鮮国務委員長の首脳会談後になる可能性があると報道した。CNNは、ロシアも金委員長との首脳会談を要請したが、まだ北朝鮮は答えていないという同官僚の伝言を付け加えた。先月26日に北京で開かれた朝中首脳会談で、金委員長は習主席に北朝鮮訪問を要請し、習主席はできるだけ早い時期に北朝鮮を訪問すると応じた。

 これに先立って日本の読売新聞も16日、中国と北朝鮮の複数の消息筋を引用して、習主席が早ければ6月にも北朝鮮を訪問し、金委員長と首脳会談をすると見られると報道した。同紙は、芸術団を率いて13~18日に北朝鮮を訪問した宋濤・中国共産党対外連絡部長が14日に金委員長と面会して、習主席の訪朝日程を議論したと伝えた。

 習主席と金委員長が6月頃に2回目の首脳会談をするならば、両首脳は4・27南北首脳会談と、5月末または6月初めの朝米首脳会談で議論される朝鮮半島非核化と平和体制構築方案を協議するものと見られる。習主席の具体的な訪朝日程は朝米首脳会談日程と結果により決まる見込みだ。

 朝中関係は、北朝鮮が核・ミサイル試験を繰り返し、これに対する国際社会の対北朝鮮制裁に中国が参加して悪化したが、先月末に金委員長が北京を訪問し習主席と首脳会談をした後に急速に復元された。両指導者は「両国の伝統的友情」を強調し、これを継承・発展させることが両国の「戦略的選択」と明らかにした。金委員長は14日、宋濤部長と面会し宴会を開いたのに続き、16日には中国芸術団の公演を共に観覧した。17日にも会い、北朝鮮と中国の戦略的協力強化方案を議論するなど、宋部長を事実上の国賓級として接待した。

 南北首脳会談と朝米首脳会談の間に、韓米首脳会談と韓中日首脳会議も推進されていて、来週から南北、韓米、韓中日、朝米、朝中など朝鮮半島と周辺国の首脳たちの間の会合が息つく間もなく繰り広げられる展望だ。

ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/841093.html韓国語原文入力:2018-04-18 20:49
訳J.S

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