現代モービスが2020年の自動運転技術量産を目標に、韓国の自動車部品メーカーとしては初めて道路走行実験を開始した。
現代モービスは9日、現在開発中の自動運転システムの実路上性能の開発と検証のために、臨時運行許可証とナンバープレートを国土交通部から発給されたと明らかにした。これに先立ち現代自動車とソウル大研究チームが自動運転車の臨時運行許可を受けたことはあるが、韓国内の部品メーカーが許可を取得したのは今回が初めてだ。実際の道路を走る資格を得たということは、実験室やテスト区間ではない一般道路環境で自動運転走行技術の実現が可能になったことを意味する。
現代モービスはソナタに自動運転技術を装着し、政府が試験運行区域に指定した高速道路(ソウル~新葛~戸法の41キロメートル区間)と国道(水原、平沢、龍仁、坡州)など320キロメートル区間を走ることになる。車両には人の目と手足に代わるレーダーを前、後、側面に5個と前方カメラ1個、制御装置を装着した。各レーダーとカメラセンサーは車の周囲360度を感知して、各種の走行情報を提供する役割を果たす。制御装置はこれらの情報を計算し、前車との距離を維持し、衝突防止、車線変更を統合的に制御する。ソナタで具現された自動運転技術は、最高時速110キロメートルまでのシステム制御が可能だと現代モービスは説明した。臨時運行で取得された各種走行データは映像と運行記録装置を通じて全て記録される。