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従軍慰安婦を初めて報じた植村隆氏、韓国の大学教壇に立つ

登録:2015-11-27 00:02 修正:2015-11-27 06:09
植村隆元朝日新聞記者 //ハンギョレ新聞社

 日本軍慰安婦関連報道によって日本の右翼の脅迫を受けてきた植村隆・元朝日新聞記者(57)が韓国の大学の教壇に立つ。

 日本の共同通信などは26日、植村氏が2012年から非常勤講師として勤めてきた北海道札幌市の北星学園大学を辞め、来年3月から韓国のカトリック大に客員教授として赴任すると伝えた。 植村氏は1991年、朝日新聞で日本軍慰安婦だったことを自ら初めて公開したキム・ハクスンさん(1924~97)に関する記事を書いたことで知られる。

 日本の右翼は慰安婦動員過程の強制性を認めた河野談話(1993年)などを事実上否定しようとする安倍晋三政権の歴史修正主義を背景に、植村氏を攻撃してきた。 特に北星学園大学に「(植村が)辞めなければ学生たちに危害を加える」と脅迫までした。

 北星学園大学の田村信一学長は26日、記者会見で「日本の大学への挑戦であり、屈することはできないと思ってきた。この経験を総括して広く社会に問いたい」と話したと東京新聞が伝えた。 植村氏はこの日、「卑劣な攻撃に耐え、これまで雇用を守ってくれた大学には感謝している。『捏造(ねつぞう)記者』というでっち上げに対する闘いは、言論と法廷の場で続く」と話したと同紙は伝えた。

 北星学園大学はカトリック大と交換留学提携を結んでいて、植村氏はカトリック大学で任期1年で週1~2回「韓日交流の歴史」を講義する予定だ。

チョ・キウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/719226.html 韓国語原文入力:2015-11-26 18:46
訳J.S(798字)

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