2日ぶりにまた銃器殺人事件が発生した。少なくとも銃においては安全な国として知られていた韓国社会に、(相次ぐ銃器殺人事件で)投げかけられた社会的波紋が当分続く見込みだ。韓国ではどのぐらいの銃器殺人事件が発生しているのか。
「警察庁犯罪統計」によれば、データが記録され始めた1994年から統計が最終集計された2013年まで、韓国では合わせて322件の銃器殺人事件が発生した。一年で平均16.1件だ。年度別にみると、1994年には33件の銃器殺人事件(銃器30件、模擬銃器3件)が発生した。 20年間で最も多くの事件が発生した年だ。以来、銃殺人事件は減少する傾向を見せ、2000年代初頭から少しずつ増加傾向に転じた。 2002年には20件(銃器19件、模擬銃器1件)だったが、2005年には27件(銃器26件、模擬銃器1件)で、20年間で2番目に多くの事件が発生した年として記録された。
しかし、最近では再び減少傾向にある。 2009年の20件(銃器19件、模擬銃器1件)を最後に、2010年には10件(銃器9件、模擬銃器1件)に減り、2012年には7件(すべて銃器)で、20年間で最低値を記録した。 2013年には9件(銃器8件、模擬銃器1件)が発生した。
今回の統計は、韓国社会でも銃殺人事件が毎年少なからず起こっていることを示している。しかし、事件ごとに何人の死亡被害者が出たのかはわからない。
25日に世宗(セジョン)市のコンビニで発生した銃乱射事件で犯人を含む4人が死亡した事件が起きてから、わずか2日後の27日には、京畿道華城(ファソン)市で70代の高齢者が自宅で家族と通報を受けて出動した警察官に向かって銃を発射し、4人が死亡し1人がケガをする事件が発生した。
韓国語原文入力: 2015.02.27 16:15