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イ・ジュヨル韓国銀行総裁、‘金利引き下げ’チェ・ギョンファンに牽制球

登録:2014-07-18 20:49 修正:2014-07-19 06:10
イ・ジュヨル韓国銀行総裁

「基準金利は金融通貨委で決定」強調
チェ副総理の共助要求に‘独自意見’

 中央銀行総裁と経済副総理が、基準金利の引き下げを巡って微妙な神経戦を行っている。

 イ・ジュヨル(写真)韓国銀行総裁は18日、韓銀本館で市中銀行長らと行う金融協議会で「以前、チェ・ギョンファン副総理が基準金利は金融通貨委員会の決定事項なので、言及しないと言ったではないか」として「いまだに(チェ副総理が)そのような考えを持ち続けていると思う」と話した。 これは前日、チェ・ギョンファン経済副総理 兼 企画財政部長官が国会企画財政委員会に出席して韓銀の基準金利引き下げの必要性を迂回的に伝えたことに対する正面からの対抗だった。 チェ副総理はその席で「金利は金融通貨委員会が決める事案であるので公開的に言うことは不適切だが、私の考えはすでに市場に伝えられた筈だ」と話した。

 事実上、チェ副総理が政府の景気浮揚策に中央銀行が共助することを願っている状況で、イ総裁が通貨政策は中央銀行の固有権限ということを前面に出して対立する姿が演出されたわけだ。 このような市場の期待と政府の迂迴的圧迫の中で、イ・ジュヨル総裁は前日にも基準金利の引き下げにともなう弊害を強調して注目を集めた。 彼はこの日‘韓国経済ミレニアムフォーラム’に参加して「基準金利を下げるということは、負債の増加をある程度甘受するという意味」とし「家計負債の増加が中期的に消費余力を制約するという事実を考慮しなければならない」と話した。

リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/647580.html 韓国語原文入力:2014/07/18 19:29
訳J.S(808字)

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