チョ・ユンソン政務首席などの案内を受けながら「<大長今(テジャングム)>の中に入っているようです。」 「夫(習近平)が‘星から来たあなた’(ト・ミンジュン役 キム・スヒョン)だったら…」
3日午後、大統領府で朴槿恵大統領と習近平中国国家主席の首脳会談が開かれている間、習主席の夫人、彭麗媛(52)は大統領府近隣にある昌徳宮(チャンドックン)を訪問した。 彭麗媛はチョ・ユンソン政務首席とナ・ソンファ文化財庁長の案内を受けて、昌徳宮の仁政殿と後園(秘園)等を見物し、文化財庁が準備した伽倻琴散調演奏などを聴く時間も設けた。 彭麗媛は昌徳宮を見て回りながら「ここでも韓国ドラマ<大長今(テジャングム)>を撮影したのか」等と尋ね「まるで<大長今>の中に入っているようだ」と所感を話した。 チョ主席が現場でパッチワークでできたスカーフとハングルで‘星’と‘花’が彫られた栓抜きをプレゼントし、中国で人気を呼んだドラマ<星から来たあなた>に言及すると、彭麗媛は「夫に代わって感謝します。 夫が‘星から来たあなた’だったら良かった」と冗談も口にした。 彭麗媛は蓮の花に載せられた大皿とシルクの上に紫禁城が描かれた絵をチョ主席に答礼としてプレゼントした。 チョ主席が‘韓国ドラマをたくさんご覧になりますか’と尋ねると、彭麗媛は「娘がとても韓国ドラマが好きだ」として「両国の若者たちがドラマが好きで、お互いの文化をたくさん理解しているようでうれしい」と話すなど、韓国大衆文化(韓流)に親しみを表現した。
習主席の夫人 彭麗媛はかつて人民解放軍総政治部傘下の歌舞団に所属した国家1級歌手で、中国で国民歌手として有名だ。 特に20才だった1982年に発売した‘希望の野原に立って’(在希望的田野上)という歌は、中国人の大きな呼応を得た。 また、習主席と結婚した後にも歌手活動を行うなど、以前の中国国家主席夫人らと異なり開放的で西欧的な容貌を持っている。 特に歴訪の度にずば抜けた‘ファーストレディ ルック’を披露する彭麗媛は、昨年アメリカの芸能専門紙<バニティーフェア>が選んだ‘世界ベストドレッサー’に選ばれるほどに優れたファッション感覚を誇る。 当時、英国のキャサリン王妃、スペインのレティシア皇太子妃とビクトリア ベッカム、ビヨンセ、ブルック・シールズらが彭麗媛と共に名簿に上がった。
彭麗媛はこの日も入国時の黒いスカート、緑のブラウス、クリーム色のジャケット姿にブラック クラッチとヒール、真珠のイヤリングなどを着用した。 昌徳宮を訪問する時には真っ白なワンピース姿に着替えて文化行事に出た。 大統領府はこの日の晩餐の時、歌手出身の彭麗媛に配慮して、彼女の代表曲である‘希望の野原に立って’を<CBS>少年少女合唱団が歌う席を用意しもした。
大統領府ではファーストレディに対する‘儀典’をチョ・ユンソン政務首席が務め、1泊2日間彭麗媛の案内にあたる。
ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr