国家情報院職員が統合進歩党幹部を尾行して党員たちに捕まり警察に引き渡された。 尾行された当事者は 「統合進歩党の違憲政党解散審判などに対する初めての弁論期日を控えて国家情報院が再び公安工作をしようとした」とし強く反発した。
24日京畿道(キョンギド)安山(アンサン)警察署と統合進歩党安山地域党員たちの話を総合すれば、去る23日午前9時30分から午後4時30分まで乗用車2台に2人ずつ分乗した男たちが地域党幹部H氏を尾行した。 国家情報員職員らは自宅からHを尾行し、H氏が動画撮影をして他の党員たちを呼び出すと逃げようとした。
同じ地域のまた別の幹部○氏も24日午後から自身の職場周辺で尾行されたが、午後4時頃に安山市の古桟(コジャン)駅付近で別の党員たちと結集し乗用車1台に乗っていた4人の男を捕まえ警察に申告した。 党員6人に捕まった国家情報員職員らは「同僚らと酒を飲みに来ただけだ」として小競り合いをしたが、出動した警察によって安山檀園(タンウォン)警察署ホス派出所に連行された。
国家情報員職員らは派出所で身分を明らかにしなかったが、消息を聞いて駆け付けた一人の党員によって国家情報院職員であることが確認された。 この党員は「最近押収捜索されたが捜索をした人が派出所にいてすぐに分かった」と話した。
身分が確認されるや国家情報院職員らは警察官に‘公務執行中’だったと明らかにした後に派出所を出たし、進歩党党員たちは「尾行場面が撮影された動画と防犯カメラ(CCTV)等の証拠物を集め、国家情報院職員らを国家情報院法違反の疑いで警察に告訴状を出した」と明らかにした。
尾行された幹部H氏は「国家情報院が再び民間人不法査察をしている。 また別の公安事件をでっち上げるために国家情報院が何かを準備しているとしか考えられない」と非難した。
これに対して国家情報院関係者は「イ・ソクキ進歩党議員の内乱陰謀組織であるROと関連した捜査活動だった。 具体的事案は確認することはできない」と説明した。 一方、国家情報院は昨年1月、京畿進歩連帯顧問イ・サンホン(RO事件で拘束され裁判中)氏を尾行して捕まったことがある。
安山/キム・キソン記者 player009@hani.co.kr