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日本 「安重根 テロリスト…記念館 遺憾」

登録:2014-01-20 21:50 修正:2014-09-05 17:59
菅義偉 官房長官

 日本政府が韓国と中国が連帯して‘安重根義士記念館’を開館したことに対し、強硬な語調で非難した。

 日本政府の報道官の役割を務める菅義偉 官房長官は20日、定例記者会見で安義士の義挙現場である中国黒龍江省ハルビン駅に記念館が開館されたことに対して「安重根に対する日本の見解はわが国(日本)の初代総理である伊藤博文を殺害し死刑判決を受けたテロリストというもの」とし 「今まで韓・中両国に何度も我が国の見解を伝えたのに、こういう結果が出たことは極めて遺憾」と話した。

 菅官房長官は「安重根に対しては日本と韓国が完全に異なる見解を持っている。 去る世紀に発生したことに対する一方的な評価に基づいて、韓・中が国際的に連帯して動くことは、この地域の平和と安定に役立たない」と話した。 これと関連して井原純一 日本外務省アジアオセアニア局長は安義士記念館建設と関連して19日、韓・中の駐日大使館公使にそれぞれ電話をかけ抗議した事実が確認された。 菅官房長官は昨年11月にも安義士を‘犯罪者’と名指しして韓国政府の大きな反発を買った経緯がある。

 日本政府のこのような態度は、日本言論の平均的な論調とも大きく異なる。 20日付日本言論の報道を見れば、<朝日新聞> <読売新聞>等、主要言論がそろって安義士を‘韓国(または朝鮮)の独立活動家’と表現し、<産経新聞>程度だけが‘伊藤総督を暗殺した朝鮮半島出身 安重根’という中立的な表現を使った。 また、記念館を作った韓・中両国政府に対する非難より "中国が歴史問題で韓国との連帯を強化して、日本に圧力を加えようとする意図のあらわれ" (読売)等、事態の背景分析に重点を置いた。

 そのために日本政府が安倍晋三 日本総理の靖国神社参拝以後、韓・中が歴史問題などで連帯して日本を圧迫している状況に対抗して、意図的に強硬な見解を明らかにしたのではないかとの分析も出ている。 ただし昨年11月とは異なり、安義士を‘犯罪者’ではなく‘テロリスト’と呼ぶなど、用語選択にそれなりに気を遣ったとも言う。

東京/キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/620641.html 韓国語原文入力:2014/01/20 20:54
訳J.S(1056字)

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