‘お元気ですか’という題名の大字報が数多くの‘応答’大字報を呼び起こすなど、社会現象に広がる中で、<朝鮮日報>が大字報熱風を一方的にこき降ろす報道で噂を呼んでいる。
朝鮮日報は14日午後2時頃‘皆さん、お元気ですか大字報、 "前提自体が誤りで扇動ばかり…" こんな文に群がる大学生’というタイトルでインターネット版記事を上げた。 10日、高麗大学校でチュ・ヒョンウ氏が‘お元気ですか’という題名で校内掲示板に貼り出した大字報が全国の大学街に広がっている現象を指弾する記事だ。
この記事は‘チュ氏の主張が誤った事実を根拠としている’という主張をするなど、大字報流行を蔑視するような態度を見せた。 チュ氏は大字報で、最近水西(スソ)発高速鉄道(KTX)運営会社の設立で火が点いた鉄道民営化論難とこれに対する鉄道労組のストライキに主に言及した。 "他への要求でもない鉄道民営化に反対したということで4213人が職位解除された" 、 "朴槿恵(パク・クネ)大統領本人が社会的合意なしでは推進しないと言った民営化に反対したという口実で懲戒だなんて、‘スト権’がなくなるかも知れない" と主張した。
これに対して朝鮮日報記事は "それは事実ではないという指摘だ" として、鉄道民営化の試みが事実ではないので、チュ氏の主張が不適切だとする態度を見せた。 しかし、鉄道民営化の試みが事実でないという根拠としては "政府は‘民営化の可能性は0.1%もない’と釘を刺しながら、ストライキ参加者全員を職位解除した" とだけ明らかにした。 政府の主張をそのまま鵜呑みにして鉄道民営化の試みが事実ではないと断定したのだ。
また "鉄道労組が9日のストライキで列車運行を遅延させ運休させておいて掲げた要求条件は‘ソウル水西発高速鉄道運営会社設立理事会を開かずに、賃金を8.1%(自然昇級分含む)引き上げよ’ということだった" 、 "民営化反対は口実に過ぎずストライキの内心は別のところにあるという判断だ" と伝え、鉄道労組のストライキの内心は賃金引き上げのためのものなのに、表面的には鉄道民営化阻止を掲げたように描写した。 これについては特別な根拠さえ提示しなかった。
チュ氏の大字報は、延世(ヨンセ)大、漢陽(ハンヤン)大、中央(チュンアン)大、釜山(プサン)大など全国の大学街に飛び火し社会的現象として注目をあびているが、朝鮮日報記事はチュ氏の大字報に対する批判を前面に出して、これを一気にこき降ろす姿も見えた。 記事の最後には "お元気ですか大字報、‘理事会=民営化’という前提自体が誤り…" 、 "民営化反対を掲げたが、実際には賃金引き上げを要求してストライキしたのではないか" 、 "お元気ですか大字報、間違った前提で扇動" 、 "お元気ですか水準の大字報が話題になるのを見れば、この頃の大学生の文は本当に使えないね" 等、大字報に批判的な立場を持つ人の意見だけを一方的に羅列しもした。
朝鮮日報はこの日午後4時頃、大字報全文を含めて本来の記事内容を少し整えた記事を送りだしたが、新しい記事では "高麗大大字報は一方的主張だけを事実のように前提にした後、学生たちに "無視するな" として、感情的な呼び掛けを続けている" 、 "一方14日、オンラインではいわゆる‘お元気ですか高麗大大字報’の筆者が、過去に進歩新党一人示威に参加した党員だという内容も拡散している" 等の内容が追加された。
朝鮮日報はログインした人にだけコメントを付けることを許容しているが、ネチズンたちは "コメントを付けるためにログインした" として、主にこの記事を批判するコメントを書いている。 "記者の名前もなくて、内容が一つも説得力がないですね" (ID sooo****), "ストライキをしたからと、すぐに職位解除するのが当然であるかのように言う論調が、やはり資本家や既得権層を一方的に代弁する新聞らしいですね" (ID kd****), "あまりに情けなくてログインまで苦労してしました" (ID jegal****) のようなコメントが相次いだ。
チェ・ウォンヒョン記者 circle@hani.co.kr