8日予定 韓・米・日 海上訓練は
台風‘タナス’影響で行わず
北韓人民軍 総参謀部が韓・米・日 海上訓練のための米海軍航空母艦ジョージ・ワシントン号釜山(プサン)寄港に対抗して、すべての軍部隊に作戦動員態勢を指示した。
総参謀部は7日付スポークスマン談話で「4日未明、米帝侵略軍 海軍の原子力航空母艦打撃団が再び釜山港に入り込んだ」として「5日、朝鮮人民軍の陸海空軍、軍団級部隊では最高司令部からすでに批准された作戦計画を再点検し米・日侵略者らと傀儡の一挙一動を鋭意注視し、任意の時に直ちに作戦に進入できる動員態勢を維持するよう緊急指示を受けた」と明らかにしたと<朝鮮中央通信>が8日伝えた。
北韓軍が動員態勢を挙論したのは3月26日北韓軍最高司令部が米核戦略爆撃機‘B-52’の韓半島出撃などを理由に、戦略ミサイル部隊などに‘1号戦闘勤務態勢’を指示・発令した以後初めてだ。
北韓は南北離散家族対面行事を一方的に延期した先月21日を前後して、本格的な対南非難戦に乗り出し、去る4日には朴槿恵(パク・クネ)大統領の実名を挙げて非難するなど、その強度を順次高めてきた。 このような対南非難強化は北韓が去る6月以後、南北関係と北-米関係改善のために全面的な対話攻勢に出たにもかかわらず期待しただけの成果を上げられなかったことに対する不満の表現と解釈される。
これに対してキム・ミンソク国防部スポークスマンはこの日定例ブリーフィングで「具体的な内容は明らかにできないが、北韓軍が動員態勢を指示したものと推定される」として「(しかし)北韓軍に特に注目すべき動向は捉えられていない」と話した。 キム スポークスマンは「わが軍は北韓軍の動きを鋭意注視していて、対備態勢は格上げしていない」と付け加えた。
一方、8日から3日間実施する予定だった韓・米・日海上訓練は、南海岸を北上中の台風‘タナス’の影響で行われなかった。 海軍関係者は 「今日と明日は訓練ができない」として「訓練を1~2日延期して実施するか、あるいは完全に取り消すかを協議中」と話した。
パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr