原文入力:2009-05-03午後08:32:13
ホン・セファ記者
←ホン・セファ企画委員
「大韓民国は民主共和国だ。大韓民国のすべての権力は国民に由来する。」憲法第1条が蔑視されている。イ・ミョンバク政権は国民を対象に作戦を展開している。最後の選択として望楼に上った龍山撤去民を対象に鎮圧作戦を繰り広げたイ・ミョンバク政権は、去る2日にはロウソクのあかり1周年記念集会に対して源泉封鎖作戦と無差別連行作戦を繰り広げた。
作戦内容はとても簡単だ。平和集会自体を不可能にすることによりすべての集会を不法集会に追いたて参加者を手当たり次第に連行することだ。すべてのストライキを不法に追い立てた後、逮捕,拘束,損害賠償請求,仮差押さえで労働運動を弾圧した根強い経歴を市民運動次元にまで拡張したのだ。以前よりはるかに無慈悲で攻撃的に変わった警察は、去る1日に70人余りを連行したのに続き、2日にはソウル広場と明洞ミリオレ前で100人余りを連行した。怒った市民がソウル広場の舞台を占拠し ‘ハイ ソウル フェスティバル’ は中止された。公権力はこれをまた市民らに対する連行,逮捕,拘束,損害賠償訴訟の口実とするだろう。
昨年ロウソクのあかりが燃え上がった時、イ・ミョンバク大統領は頭を下げてこのように話した。「国民の意思を受け止めます。反対意見に耳を傾けます。…不安な気持ちで謙虚にまた国民の皆様に近付きます。」だがそれはロウソクのあかりをまぬがれようとする嘘だった。イ・ミョンバク政権がその後に見せたことは、自身に頭を下げさせたロウソクのあかりに対する復讐心で満杯になった政権の姿だった。ロウソクのあかりが弱くなるや、反対者などに対する執拗で徹底した報復が後に続いた。乳母車部隊をはじめとするロウソクのあかり連行者と朝鮮,中央,東亜日報広告阻止要求市民に対する執拗な追及はもちろん、ミネルバ拘束,<YTN>ノ・ジョンミョン労組委員長拘束,<文化放送> ‘PD手帳’製作陣緊急逮捕など反対者を容認しないイントレランスの典型を見せてくれた。
一斉試験の代わりに体験学習を許した教師たちを学校から追い出し、建設技術研究院のキム・イテ責任研究員には個人対象監査を始めた後に3ヶ月停職懲戒を下し、国防部の不穏図書指定に対抗して憲法訴訟を提起した法務官2人を結局罷免した。品位維持違反,誠実義務違反,服従義務違反,軍威信失墜などが罷免や懲戒にあった理由だ。過ぎ去った牛が笑うことだが、恥を知らない者たちが逆に大声を上げ癇癪を起こすのは、記者に悪口をぶちまけた反文化的な文化部長官に続き、野党国会議員にむやみに悪口をぶちまけた反外交的な外交部長官をはじめとして ‘チャン・ジャヨン リスト’ に上がった有力要人の実名を明らかにしたという理由で名誉毀損訴訟を起こす朝鮮日報のようにイントレランスな勢力がしばしば見せる姿だ。
よく「国民の水準を跳び越える政府はない」と言う。しかし今この言葉は私たち国民を冒とくする言葉であり、私たちの民主主義力量を無視する言葉だ。国民は ‘実用’ にだまされたという事実を少しずつ体得している。コン・ジョンテク学習効果も作用して、京畿道教育長選挙では汎民主進歩キム・サンゴン候補に勝利をもたらしたし、4・29補欠選ではハンナラ党に全敗を抱かせた。普通の政権ならば反省的省察の契機になるだろうが、イントレランスな勢力なので一層頑としてゴリ押ししてくる危険がある。ひたすら力の論理で武装した彼らに、ロウソクのあかり市民は敵ではなく国の主人であることを分からせられるのは私たちの結集した力だけだ。
今、渾身の五体投地がアスファルトに耐えるように、この土地の民主主義が試されている。昨年燃え上がったロウソクのあかりが私たちに叫ぶ。「怒りの顔で振り返れ!」
ホン・セファ企画委員hongsh@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/353089.html 訳J.S