今夏 劇場街を強打したポン・ジュノ監督の映画<雪国列車>の累積観客動員数が900万人突破を目前にしている。 (28日まで累積892万人余) 今の関心事はこの映画が果たして観客1千万人という敷居を越えるかにある。
8月を通して吹き荒れた雪国列車熱風は、去る18日に累積観客800万人を突破した以後、急速に弱まった。 新たな映画が封切りされ、観客や上映回数などで下落傾向が目立っている。 このような傾向を以前に1千万人を突破した映画と比較してみた。 比較対象は昨年末と今年それぞれ1千万人を突破した映画<光海、王になった男>(総計1231万人),<7号房の贈り物>(総計1280万人)だ。 (資料は全て映画振興委員会統計だ。)
累積観客増加推移を見れば<雪国列車>が序盤には他の二つの映画を上回っていたが、その格差が急速に狭まっている。 封切り19日目(8月18日) <雪国列車>累積観客は818万人である反面、<光海>は597万人(本格封切り以前の記録まで含めれば19日目523万人),<7号房の贈り物>は628万人(本格封切り以前の記録を含めれば573万人)で、雪国列車に至らなかった。 だが、封切り26日目(8月25日)までの記録を見れば、<雪国列車>が879万人、<光海> 833万人(本格封切り以前の記録を含めれば26日目822万人),<7号房の贈り物> 886万人(本格封切り以前の記録を含めれば26日目843万人)で格差が殆どない。 (下のグラフは全て増減率を正確に比較するために縦軸を'ログ スケール'にした。)
現在<雪国列車>と競っている映画を考慮すれば、1000万人突破はより悲観的と言える。 <雪国列車>は新たに封切りされた映画である<鬼ごっこ>と<風邪>に押されて14日から3位に落ち、22日からは
もちろん今後の状況は予測し難い。 果たして<雪国列車>が観客1千万人を突破するか、しないか? あなたならどちらに賭けますか?
シン・ギソプ記者 marishin@hani.co.kr