"お父さん、私はどうして出席番号がいつも35番とか40番なの? 男の子はいつも出席番号が若くて、女は後回しになる理由は何なんですか?" キム・ミョンホ慶北道(キョンブクト)議員(セヌリ党・安東(アンドン)2)は10年前、小学校2年だった娘の質問に閉口した。 当時、安東西部小学校学校の運営委員だったキム議員は「女子児童の心にこれ以上傷をつけてはいけない」という思いで学校長を説得し出席簿の男女区分慣行をなくした。
このことが広く知られ当時の女性部も積極的に取り組んで、全国小学校の出席簿の男女区分は急速に消えた。 だが、最初に出席簿男女区分の廃止が始まった慶北ではまだ過去の慣行が消えずにいることが調査の結果明らかになった。
27日キム議員が慶北道教育庁から受け取った資料を分析した結果、慶北地域の小学校477校の内、42%に当たる200校で依然として男子学生を出席簿の前順序に記録していることが明らかになった。 その程度が激しいところは、高霊(コリョン・88%),亀尾(クミ・80%),漆谷(チルゴク・66%),浦項(ポハン・63%),慶山(キョンサン・56%),金泉(キムチョン・54%)等の順であった。 安東(アンドン・3%)と義城(ウィソン・5%)ではほとんど消え、霊徳(ヨンドク)、英陽(ヨンヤン)、奉化(ポンファ)、青松(チョンソン)、鬱陵(ウルルン)では男子学生を最初に記載している学校は一校もなかった。 男女順をなくした学校は生徒たち姓氏のカナダラ(日本のアカサタに相当)順や生年月日の順序で出席番号を定めている。
キム議員はこの日、慶北道議会本会議で「女子児童が小学校の時からこのようなささいなことで性差別を感じることがありえ、男子児童たちは優越感を持つようになることもある。 両性平等意識を実践することができるよう小学校はもちろん男女共学をしている中・高校でも出席簿の男女前後区分を廃止してほしい」と慶北道教育庁に要請した。
イ・ギョンヒ慶北道教育庁教育課程課長は「学校現場で生徒たちの成績など各種統計を比較処理する際に、カナダラ順や生年月日順で出席簿を付ければ男女が混じって不便だという教師たちも一部にいる。 だが、性差別解消次元で出席簿の男女区分を廃止する方案を積極的に検討する」と話した。
ク・テソン記者 sunnyk@hani.co.kr