一定期間社会関係網サービス(SNS)に接続しなければ、自身のデータが自動削除されるよう設定できる‘デジタル遺言状’サービスが登場した。
世界最大のインターネット企業グーグルは去る12日(現地時間) ‘休眠アカウント管理サービス’を出して、使用者が自身のアカウントに一定期間接続しない場合に既存のデータとアカウントを一括的に自動削除できるようにした。 使用者はグーグル サービスに一定期間ログインしない場合、自身のアカウントを休眠状態に変え削除する時点を3ヶ月、6ヶ月、1年単位で‘予約’できる。 使用者が休眠アカウント転換時に削除される自身のデータを10人以内の親しい人々に譲渡できる機能もある。
グーグルのアンドレアス トゥィルク製品マネジャーは、公式ブログで "自身の死を考える人は多くないが、自分が死んだ後に何が起きるかに備えることは、残された人々にとって大変重要な問題だ。 新しいサービスは使用者が亡くなったり、今後接続しない時に自身のデジタル資産を処理できるよう助ける" と説明した。 このサービスはGメール、ユーチューブ、Picasa、グーグル+などグーグルが運営するすべてのサービスに適用され、韓国内の利用者にも提供される。
グーグルは休眠アカウントの管理は亡くなった人と遺族のためのサービスだと明らかにしたが、ヨーロッパ連合が来年を目標に立法推進中の '忘れられる権利' などのプライバシー規制強化とも関連がある。 グーグルが今回出したサービスは忘れられる権利の義務化に対抗して、使用者が特定情報の有効期間と削除を自ら設定できるようにする自律的方案の提供だ。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr