チン・ヨン保健福祉部長官が休業に入った慶南(キョンナム)晋州(チンジュ)医療院に業務開始命令を出すことを検討中だと明らかにした。
チン長官は12日、国会保健福祉委員会全体会議で‘医療法59条により晋州医療院に業務開始命令を下す用意があるか’というキム・ヨンイク民主統合党議員の質問に「患者の安全が重要だ。 業務開始命令も検討中」と答えた。 ただし「地方議会の議論を見守ることが必要だ」と付け加えた。 医療法59条1項は保健医療政策のために必要ないしは国民保健に重大な危害が発生する恐れがある時には保健福祉部長官が医療機関に指導と命令ができるよう規定している。
チン長官はホン・ジュンピョ慶南知事の500億ウォン支援要求については「(ホン知事が)ふとした拍子に(500億ウォンでなく) 300億ウォンくれれば(廃業撤回)すると話したのだ。 真剣に話をしたわけでもなく返事もしなかった」と語った。
彼は「強硬路線労組や赤字問題は(晋州医療院事態の)本質を見えにくくする。 (晋州医療院事態は)公共医療全般の問題であり、それを先に見なければならない」と答え、公共医療強化の立場を再確認した。
この日保健福祉委所属の与野党議員は‘晋州医療院正常化要求のための決議案’を与野党全員一致で採択した。 イ・モクヒ民主党議員が発議した決議案は△政府が晋州医療院が正常化できるよう早急で積極的な措置を取ること△公共医療体系強化のために中央政府が地方医療院に対する財政支援を拡大することを促す内容だ。
だが、慶南道議会文化福祉委員会はこの日夜、晋州医療院の解散を許容する条例改正案を‘強行採決’で通過させ本会議に上程した。 野党圏の女性道議員2人が委員長席を占拠し改正案処理を阻もうとしたが、セヌリ党道議員6人が2人を暴力で制圧した中で文化福祉委員長のイム・ギョンスク道議員(セヌリ党)が強行採決で通過させた。
ソン・ジュンヒョン記者、昌原(チャンウォン)/チェ・サンウォン記者 dust@hani.co.kr