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MB政府、‘セルフ勲章’に続き 今度は‘4大河川セルフ検証’

登録:2013-02-19 18:45 修正:2013-02-19 23:50
ブレーキが壊れた政府の4大河川速度戦は不法も拒まなかった。 慶北(キョンブク)義城郡(ウソングン)丹密面(タミルミョン)の洛丹堰建設現場。 陸上から浚渫作業をする時は泥水をせき止めるために必ず臨時遮水壁を設置しなければならないが、それさえも省略して川底の土と砂をむやみに汲み出したせいで洛東江(ナクトンガン)がすべて泥水に変わった。 2011年6月。 洛東江守り釜山市民運動本部提供

 政府が推進するという4大河川事業自主点検が結局‘目を隠して阿吽’に終わるものと見られる。 政府が4大河川事業点検を任せることにした大韓土木学会の次期会長で、政府側4大河川事業の総括責任者であったシム・ミョンピル前4大河川再生推進本部長が選任されたためだ。 特に政府はすでにシム前本部長が次期会長に選任された事実を知りながら大韓土木学会を点検主体に選定し、初めから透明な点検意志があるか疑問という批判も出ている。

 政府は去る15日キム・ファンシク国務総理の主宰で国家政策調整会議を開いて民間学会を中心に4大河川事業を点検することにし、大韓土木学会、環境工学会など4ヶの分野別学会を点検主体に選定した。 大韓土木学会などの学会はそれぞれ水資源、環境、農業、文化などの側面から4大河川事業全般を評価する予定だ。 特に問題となる4大河川堰の安全性、設計適正性などの問題は水資源分野を担当する大韓土木学会が評価を引き受ける予定だ。 政府は 「4大河川事業は総体的不良」という監査院の監査結果に正面から反論した後、自主点検に乗り出すと明らかにした。

 政府側で4大河川事業の推進を総括したシム・ミョンピル前4大河川再生本部長が大韓土木学会次期会長にすでに選出された状況なので、政府側の点検作業が信頼を得ることは難しいものと見られる。 シム前本部長は昨年10月、学会の2014年度会長にすでに選出されたが、政府の自主点検は短・中・長期課題に分けて1~2年間かけて進行される予定だ。 結局、政府の自主点検結果が発表される頃には大韓土木学会会長はシム前本部長になっているという話だ。

 民主統合党4大河川調査特別委イ・ミギョン委員長は「4大河川推進団長を歴任したシム・ミョンピル本部長が土木学会の次期会長に選出されたことをすでに知っていながら、4大河川検証民間学会に土木学会を指名し研究委託契約を締結するということは国民を欺瞞する行為」として「4大河川の責任者に検証を任せるのは、猫に魚を任せるようなもの」と話した。

 一方、環境団体、学界、宗教界、専門家などで構成された‘4大河川人名録編纂委員会’は19日午前、ソウル中区貞洞(チョンドン)のフランチスコ教育会館で記者会見を行い、シム・ミョンピル前本部長をはじめとして4大河川事業推進に最も責任が大きい核心人物10人の名簿を発表した。 シム前本部長の他に、李明博大統領、クォン・ドヨプ国土海洋部長官、キム・コンホ韓国水資源公社社長、パク・ソクスン国立環境科学院院長、パク・ジェグァン米国ウィスコンシン大教授、イ・マンウィ前環境部長官、イ・ジェオ セヌリ党国会議員、チョン・ジョンファン前国土海洋部長官、チャ・ユンジョン4大河川再生推進本部環境部本部長らの名前が挙げられた。

ノ・ヒョンウン記者、キム・ジョンス先任記者 goloke@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/574554.html 韓国語原文入力:2013/02/19 17:04
訳J.S(1543字)

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