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"キム・ヨンジュン委員長が総理候補?"冗談が現実に…パンッと弾けた記者室

登録:2013-01-24 20:46 修正:2013-01-29 10:49
キム・ヨンジュン総理候補者(左)が24日午後ソウル三清洞(サムチョンドン)の引継ぎ委員会記者会見場でチョ・ユンソン当選人スポークスマンから記者たちの質問を伝え聞いている。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

"私とともに新政府を導いていく国務総理候補者は、現在18代大統領職引継ぎ委員長を務めておられる方です。"

 24日午後2時、朴槿恵(パク・クネ)当選人が新政府の初の総理候補者としてキム・ヨンジュン引継ぎ委員長を指名するという文章を読み終わる前に、記者たちの間から笑いが起こった。 記者会見の直前まで総理候補者が誰なのか全く分からなかった記者たちの間で、一部が 「ひょっとしてキム委員長が候補者ではないか」と冗談半分に話していたが、実際にそうなったためだ。

 30余分前、記者会見が予定された業務引継ぎ委員会ブリーフィングルーム前に到着した時も、朴当選者より先に記者会見の壇上に上がった時も、朴当選人が発表文を読み始める時さえも、キム委員長が‘倍席者’ではなく総理候補者だと察した取材陣は殆どいなかった。

 朴当選人に名前を呼ばれたキム候補者は椅子から立ち上がり、マイクの前に立って短く挨拶した。 朴当選人とキム候補者は発表後の質疑応答は行わずに5分で記者会見を終わらせブリーフィングルームを去った。 建物の1階まで降りて行ったキム候補者は取材陣が追いつくとすぐに再びブリーフィングルームに戻って記者たちの質問に答えた。 チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

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キム・ヨンジュン "イ・ドンフプの話をしろと言われても困る"
キム・ヨンジュン引継ぎ委員長、国務総理候補者に指名され
"当選人を助けて法秩序確立のために最善を尽くす"

朴槿恵(パク・クネ)大統領当選人が24日午後ソウル三清洞(サムチョンドン)の引継ぎ委員会記者室で国務総理候補者にキム・ヨンジュン引継ぎ委員長を指名した。 写真は第18代大統領職引継ぎ委員会が去る6日午後ソウル三清洞の金融研修院会議室で朴当選人から任命状を受け取っているキム・ヨンジュン引継ぎ委員長。 ニューシス

 朴槿恵大統領当選人が24日キム・ヨンジュン現大統領引継ぎ委員会委員長を新政府の国務総理候補者に指名した。 キム・ヨンジュン総理指名者はこの日午後2時、三清洞の業務引継ぎ委員会共同記者会見場で朴当選人の総理指名発表以後、短い記者懇談会を持った。 キム指名者は「生涯法を尊重して法律を取り扱ってきた。 (朴当選人は)我が国の色々な面で秩序が整えられていないと考えているようだ」と所感を明らかにした。 以下はキム総理候補者との一問一答だ。

-総理指名おめでとう。 いつ総理提案の連絡を受けたのか。 どんな話を聞いたのか?

= "数日前に通知を受けた。 助けてほしいと言われた。"

-朴当選人が業務引継ぎ委員会で働いた人々は入閣しないと話した経緯があるのにどうしたのか?

= "この間した話は業務引継ぎ委員会で仕事をした人だからと言って必ずしも政府に行くわけではないという趣旨で話した。 業務引継ぎ委員会で仕事をした人が全く政府に行かないということではない。"

-初めて通知を受けた時から決定まで、快く受諾したのか。 業務引継ぎ委員会期間に引継ぎ委員長と総理指名者としての役割遂行に困難はないと思っているか?

= "今後引継ぎ委員長の役割と総理被指名者の役割をどのように遂行するかについて深く考えてみることはなかった。 引継ぎ委員長が取り消されないなら両方を兼ねてしなければならないと考える。"

-当選人は選挙期間に責任総理制度を約束した。 どの程度の権限を行使するのだろうか。 今後、業務引継ぎ委員会から入閣できる要人がいるのか?

= "国会同意手続きがあるので、なったことを前提に確答するのは難しく、さきほどの所感にこの質問の返事が含まれていると思う。 憲法にしたがって大統領を補佐し行政府を総括する業務を忠実に遂行する。"

-朴槿恵政府の初代総理に指名された。 わが国の最優先課題としてはどんなものがあるかを話してほしい。 当選人があなたを指名した背景は何だと思うか。

= "総理に指名を受けた人の立場というより、私が生涯法を尊重して法律を扱ってきた。 (朴当選者は)我が国の色々な面で秩序が整えられていないと考えられたようだ。 法と秩序が整えられた社会に進むべきだと考えていた。 総理になる、ならないは別にして、役割が付与される部分でそうなるよう努力する。"

-経済副総理が新設される。 役割分担などについて考えてみたことがあるか?

=(よく聞き取れなかったという表情を浮かべて)質問の要旨は何か? (記者が再び内容を繰り返して質問すると) "考えてみたことはない。"

-今後、人事聴聞会が残っているが通過について自信があるか?

= "なんだって? なんだって?" (記者が質問を反復すると) (チョ・ユンソン スポークスマンが壇上に上がり、キム指名者に質問内容を説明) "それは私が返事できる部分ではない。"

-イ・ドンフプ憲法裁判所長人事聴聞会が議論になっている。 総理候補者は憲法裁判所長職を務めたが、イ・ドンフプ論議をどう思うか。 また、特定業務経費についてどう思うか?

= "憲法裁判所長を務めた人間として憲法裁判所長になろうとする人の聴聞会過程についてああだこうだ話せと言われても困る。 特別活動費の内容は確認してみたことがないので知らない。 答えられない。"

-当選人は指名しながら背景に合理的人選があると強調した。 業務引継ぎ委員会の活動に対して評価してほしい?。

= "業務引継ぎ委員会が合理的に運営されている考えるかという話か? 業務引継ぎ委員会が発足して活動して20日ほど過ぎたので、さらに一ヶ月ぐらい活動するだろう。 一ヶ月ぐらい活動をした後で活動を総体的に検討し、国民に知らせてほしい。 現在としてはまだ20日にしかならず、うまくいった、だめだったと評価する段階ではまだない。"

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/571140.html 韓国語原文入力:2013/01/24 20:00
訳J.S(2756字)

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