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イ・ドンフプ、‘MB式便法’で医療保険料 回避?

登録:2013-01-18 21:04 修正:2013-01-19 08:59
18日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)清雲洞(チョンウンドン)事務所前で愛国国民運動大連合が主催したイ・ドンフプ憲法裁判所長候補者 指名撤回要求記者会見で参加者がスローガンを叫んでいる。 ニューシス

 イ・ドンフプ憲法裁判所長候補者が医療保険料を惜しんで姑息な手を使ったという事実が露見した。 これは李明博大統領が2000年代初期に選挙法違反で国会議員職を剥奪されて行ったことと類似の行動であり、任命権者と指名を受けた候補者が揃って姑息な手を使ったという批判を避けられなくなった。

 国会人事聴聞特別委パク・ホングン議員(民主統合党)がイ候補者から受け取った資料を総合すれば、イ候補者は昨年9月、憲法裁判官退任後、毎月公務員年金給付を支給され、資産価額7億2000万ウォンのアパート、3100万ウォン相当の自家用グレンジャーなどを所有しており、納入しなければならない地域健康保険料が月額26万8000ウォンだった。 だが、イ候補者は外交部の2等書記官として勤務する次女の職場医療保険に被扶養者として登録し、最近までの3ケ月間 保険料の免除を受けた。 この期間にイ候補者が免除を受けた医療保険料は80万ウォン程度だ。

 イ候補者は公務員年金給付を月額391万ウォン受けており、月額340万ウォン程度の給与を受け取っている次女の所得より多いのにもかかわらず、次女がイ候補者を扶養していると登録したわけだ。

 イ候補者が健康保険料を惜しもうとしてした行動により、独立的に生計を立てているという理由で次女の財産公開を拒否したことも偽りとなった。 イ候補者の3人の娘たちは2011年から独立生計を理由に財産公開を拒否してきた。 イ候補者は17日に発表した‘現在までの疑いに対する解明’で、すでに子供から生活費月額250万ウォンを受けてきたと明らかにした経緯がある。 この発表もやはり3人の娘たちの財産を告知拒否した理由と背馳する。

 イ候補者の任命権者である李明博大統領もやはり国会議員職を剥奪され、ソウル市長となるまでの2000年から2002年まで地域健康保険に加入しなかった。 李大統領は当時自身が所有したソウル瑞草区(ソチョグ)所在のビルの管理会社代表の資格で月給99万ウォンを受け取っていると申告し、職場健康保険料として毎月たった2万ウォンを納入していた。

 パク・ホングン議員は「地域健康保険加入の忌避は高所得者や資産家が健康保険料を惜しむために用いる代表的便法であり、社会指導層の姑息な手により健康保険財政が不健全化されている」と明らかにした。 ユン・ヒョンジュン記者 hjyoon@hani.co.kr

■イ・ドンフプ憲法裁判所長候補 疑惑リスト(継続追加中)

① "親日派国家財産還収違憲"

②車両奇数偶数制を避けるために官用車追加要求、裁判所の忘年会時に三星(サムスン)の協賛貰って来い、検察にゴルフ ブッキング責任負わせ、偽装転入

③著作権法違反論難

④軍服務中に修士学位取得 論難

⑤‘緊急措置憲法訴訟’主審時、評議先送り

⑥長男贈与税 脱漏疑惑

⑦6億稼いで6億貯蓄? 財産増殖過程疑惑

⑧ "また戻る" 退任4ヶ月過ぎて荷物引き取り

⑨不法政治資金 後援前歴

⑩病院費用 保険会社に転嫁疑惑

⑪自宅近所で業務推進費 不当使用

⑫公金で夫婦観光性外遊

⑬職員に代行運転させ、女子職員には "法服を着せてほしい"

⑭富川(プチョン)支所長時 組織暴力団のボス 3日で解放

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/570303.html 韓国語原文入力:2013/01/18 19:21
訳J.S(1624字)

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