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フェイスブックが運営規則を変えたのは大学生のため?

登録:2012-11-25 20:48 修正:2012-11-26 05:53
フェイスブック

 フェイスブックが利用者の投票を通じたサイト運営規則変更を今後はなくす方針だ。 フェイスブックは運営方針変更について7日間に7000個のコメントがつけば、利用者投票手続きを踏んで利用者全体の30%以上が賛成または反対意見を明らかにすれば、それに則り決める手続きを2009年から維持してきた。 最近のフェイスブック サイト運営規則変更は加入者数増加、株式上場にともなう現実的な困難に加えて、あるオーストリアの法大学生のフェイスブック私生活侵害反対活動に従ったものと見られる。

 25日フェイスブック サイトに上がってきた‘主要文書に対する変動事項提案’を見れば、フェイスブックは "サイト ガバナンスの再調整を提案する。 コメント数を数える投票方式により意見の質よりは量に重点を置くシステムが作られることになった。 意味ある意見と参加を促すシステムを作るために投票手続きを廃止することを提案する" と明らかにした。 フェイスブックは投票手続きをなくす代わりに、重要政策変動事項に対して7日間利用者が検討して意見を陳述することができるようにし、個人情報取り扱い方針最高責任者エリン エゴン(Erin Egan)に質問を送れるようにするなどの代替案を出した。

 フェイスブックは去る6月、二回目として行われた運営関連投票を実施した時、すでに10億人を越える加入者と上場企業としての位置、全世界の法の規制を受けることになったグローバル企業としての地位などによりサイト運営手続きを再検討すると明らかにした経緯がある。 フェイスブックが2009年に運営関連投票手続きを用意した当時、フェイスブック加入者数は2億人に過ぎず、7日間に7000個のコメントをもって利用者の30%に該当する6000万人の賛成または反対を実現することは事実上難しい状況だった。 しかし現在、フェイスブック加入者が10億人と大きく膨らみ、7000個のコメントと3億人の賛成または反対は相対的に敷居が低くなった。

 フェイスブックが運営関連投票手続きを再検討すると明らかにした背景にはオーストリアの法大生マックス シュレムス(Max Schrems・25)が率いた‘フェイスブック私生活政策に反対するヨーロッパ行動グループ’(Europe Vs Facebook privacy activist group)の活動もまた大きな影響を及ぼしたと米情報通信技術メディア‘テッククランチ’等の外信は伝えた。 マックス シュレムスは昨年6月フェイスブックに自身の個人情報コピーを要請し、自身が削除した情報を含む1200ページに及ぶ自身の個人情報をフェイスブックが収集していた事実を知った。 その後、彼は数万人の人々がフェイスブックに個人情報閲覧申請をするようキャンペーンをリードした。 また、去る6月にフェイスブックが運営関連投票手続きを進める時、「変更に反対する」という内容のコメント投稿キャンペーンを行い、コメント4万7824個がつき実際投票の実現に大きな役割を果たした。 その後に行われた投票では投票数38万票に終わり、政策決定には影響を及ぼせなかった。

 しかし、このような活動はフェイスブックが「意見の質よりは量に重点を置くシステム」という理由で投票手続きを廃止することにする名分となった。 フェイスブックはこのような政策変更方針について、28日午前9時(米西部時間基準)までに該当掲示板で利用者の意見を受け付けると明らかにした。 利用者はフェイスブック政策変更案内電子メールに連結されている住所に移動し意見を展開できる。

キム・ソンシク記者 kss@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/562204.html 韓国語原文入力:2012/11/25 17:13
訳J.S(1668字)

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