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‘小遣いもらう息子’イ・シヒョン氏 隠された財産 他にもある

登録:2012-11-16 10:24 修正:2012-11-16 11:19
イ・シヒョン、李明博

李明博、‘独立生計’理由に息子の財産公開を拒否した本当の理由 別にあるのか
特検捜査過程でイ・シヒョン氏 7億4000万ウォンの住宅貸切権 明らかに
2009年から財産公開でイ・シヒョン氏‘独立生計’を理由に公開拒否
実際に‘ママからお小遣をもらう33才の息子’…2010年 6億4000万

 李明博大統領の内谷洞(ネゴクトン)私邸敷地買い入れが息子イ・シヒョン氏に財産を譲ろうとする‘不法贈与’だったということがイ・グァンボム特別検事チームによって14日明らかになった以後、シヒョン氏の財産形成と関連した疑惑がふくらんでいる。

 特検捜査過程で李大統領が‘独立生計’を維持しているという理由で、この間自身の財産公開対象から除外してきたシヒョン氏が、実際には両親から乗用車購入資金とお小遣いをもらっている‘非独立的生計’を維持してきたことも明らかになった。 イ・シヒョン氏の隠されたまた別の財産(住宅貸切保証金7億4000万ウォン)も発覚した。

 時事週刊誌<時事IN>は15日イ・シヒョン氏が2008年に申告した財産と内谷洞土地の他にも別途の隠された財産があると報道した。 <時事IN>によれば2010年2月9日シヒョン氏はソウル市江南区(カンナムグ)三成洞(サムソンドン)のヒルステート142㎡(43坪)型アパートに対して6億4000万ウォンで貸切契約を結んだ。 <時事IN>は当時、貸切契約書上の貸切権者はイ・シヒョン氏本人であり、貸切契約当時の仮契約金6100万ウォンは大統領府所属のソル・某氏が現金で支払ったと報道した。 ソル氏は大統領夫人キム・ユンオク氏が毎月イ・シヒョン氏に送るお小遣いを送金してきたキム氏の側近で、特検によってイ・シヒョン氏と数千万ウォンの現金取引情況が捉えられた。 特検はソル氏に対して出国禁止して出頭を要求したが、ソル氏はついに特検調査に応じなかった。 イ・シヒョン氏は2012年4月、住宅保証金を1億ウォン引き上げて、現在は7億4000万ウォンのアパート貸切保証金を保有している。

 今回の特検捜査過程であらわれたイ・シヒョン氏の7億4000万ウォンの住宅貸切保証金はその出処が疑われている。 イ氏はこの間、本人名義の財産がないと知られていたためだ。 イ・シヒョン氏は特検調査で伯父イ・サンウン氏の会社であるダースで経営企画チーム長として年俸5000万ウォンを受け取り在職しているが、自身所有の財産はないと述べた。 特検調査でイ・シヒョン氏が母親から車両購入費、小遣い、生活費などを支援されてきた事実が明らかになったのも驚くべきことだ。

 大統領の息子が33才の成人で、少なくない年俸を受け取っているにもかかわらず、両親から車両購入費はもちろん毎月の‘お小遣い’まで貰っている状態だったためだ。 さらに李大統領は2009年から今年まで4年連続で‘独立生計維持’を理由に高位公職者財産公開の時に息子シヒョン氏の財産事項を‘告知拒否’してきている。 公職者財産公開法は、高位公職者および直系尊卑属など家族の財産保有と増殖過程に対する公開であり、不正腐敗の有無に関する透明性と監視が目的だが、直系尊卑属に対して‘独立生計’を維持する場合には告知拒否ができるようにしている。

 今回特検調査を通じてイ・シヒョン氏が両親から資金支援を毎月受けている‘非独立的生計’だったという事実を認めたことで李大統領が財産公開の時に息子が独立生計を維持しているという理由で除外させたことも実際に反することが明らかになった。 最も高い透明性と道徳的基準が適用されなければならない大統領とその家族が‘告知拒否’条項を悪用して財産公開を事実上拒否していたという指摘が出る理由だ。 さらに自身が保有した財産はないと答えたイ・シヒョン氏が、実際には7億4000万ウォンの住宅貸切保証金を保有した‘相当な財力家’という事実も李大統領が財産公開で息子を‘独立生計維持による告知拒否’し除外したまた別の背景でありうる。

 イ・シヒョン氏の財産状態は2009年から李大統領財産公開から除外されてきたのでベールにかくされていた。 もし李大統領が財産公開に息子シヒョン氏を含ませていたとすれば、2010年の6億4000万ウォンの貸切契約は2011年公職者財産公開で議論にならざるを得なかっただろう。 年俸の10倍を超える貸切資金の出処と形成過程に関する問題提起と言論の報道を避けることができないためだ。 李大統領は就任初年度である2008年4月、財産公開時い息子シヒョン氏名義で預金と保険金など3656万2000ウォンを財産として公開した以後、2009年からは独立生計維持を理由に財産公開時にシヒョン氏の財産公開を拒否してきている。

 これに先立って盧武鉉前大統領は在職時の財産公開で、大企業国外駐在員として独立生計を維持している息子コンホ氏の財産内訳を公開し続けたし、退任後の2008年にもコンホ氏の財産を含めて公開してきた。

ク・ポングォン記者starry9@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/560873.html 韓国語原文入力:2012/11/15 20:52
訳J.S(2227字)

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