文在寅 民主統合党候補と安哲秀(アン・チョルス)無所属候補の‘候補登録前 単一化’合意以後、政界の関心は両候補間になされる政治連帯の方式と枠組みに集中している。
文在寅候補は7日、国会で開かれた民主党議員総会で「今回の合意で‘国民連帯’という表現で勢力統合まで共に盛り上げることにした部分が貴重だ」と評価した。 文候補が(安候補側が提案した) ‘国民連帯’を受け入れたのは、政治的に大きな譲歩だ。 これは安候補が民主党に入党しなくても良い構造だ。 民主党はこの間‘勢力統合’すなわち安候補の民主党入党を事実上要求してきたが、これを廃棄したわけだ。
安候補側は‘国民連帯論’が支持勢力最大化方案だと説明する。 安哲秀キャンプのキム・ソンシク共同選対本部長は「漢江(ハンガン)本流がきれいで水量が多くなるには、南漢江(ナムハンガン)と北漢江(プッカンガン)がそれぞれさらにきれいになって水量が多くならなければならない。 このような次元で政治革新と政党革新を伴いながら連合政治を盛り上げる大胆な構想が必要だ」と話した。
今後作られる国民連帯は民主党と安哲秀勢力そして単一化を促してきた‘希望2013勝利2012円卓会議’等の在野勢力と市民社会団体、社会・文化界の人々が大挙参加する形態になるものと見られる。 法輪僧侶が率いた浄土会も本格的に活動を始める可能性が高い。
安哲秀キャンプは国民連帯を‘対等な政治連帯’と表現する。 議員数127人の文在寅キャンプと議員数1人の安哲秀キャンプが対等ということだ。 たとえば、民主党現指導部が退いた後に非常対策委員会が構成される場合、文候補側と安候補側の人々が同じ数で参加するケースを予想して見ることができる。
しかしイ・インヨン民主党議員は
国民連帯が新党を前提としたものかという問いには民主党と安哲秀キャンプが揃って否認している。 安候補はソウル、瑞草洞(ソチョドン)の芸術の殿堂で開かれた‘ゴッホ イン パリ’展示会開幕式に参加した後、記者たちと会った席で新党創党と関連して「すべての方法論的なものを今は考えていない」と答えた。 シン・ゲリュン民主党議員も<ソン・ソクヒの視線集中>インタビューで「新党が必要ならばそのようにすることもできると考える。 しかし(現在)新党創党まで念頭に置いているわけではないと考えるのが正解ではないかと考える」と話した。
新党創党は大統領選挙以後の過程なので、今の局面で熱い懸案になる可能性は高くない。 しかし現在議論される新党は、野党圏単一候補の大統領選挙勝利を前提に、政界再編まで可能な爆発力を持つことがありうる。 1991年3党合同で現在の保守政党側に抱き込まれた釜山・慶南(キョンナム)(PK)の改革的市民を再び引っぱり出す効果も狙っていると見られる。 安哲秀キャンプの核心関係者は「釜山へ行ってみれば過去の野党時期のYS情緒を持った中道改革的支持者が安候補に同類意識を持っていることを感じる」として「新党創党論もそちら側(釜山・慶南から先に出てくることになった」と話した。 文在寅候補も釜山出身だ。 新党創党論が今回の大統領選挙の最大激戦地になる釜山・慶南を狙ったカードになり得る。
イ・テヒ、キム・ウォンチョル記者 hermes@hani.co.kr