正修奨学会の報道機関株式持分売却のための‘秘密会合’対話内容を報道した<ハンギョレ>記者を<文化放送>(MBC)が告発した事件に関して検察が本格的な捜査に着手した。
ソウル中央地検刑事2部(部長コ・フン)は26日、裁判所から押収捜索令状の発給を受け、正修奨学会が入居しているソウル貞洞の建物の防犯カメラ(CCTV)資料などを確保した。 検察はイ・ジンスク文化放送企画広報本部長とイ・サンオク戦略企画部長がチェ・フィリプ正修奨学会理事長室を訪れた去る8日を前後して、理事長室をはじめとする正修奨学会事務室に出入りした人が誰なのかを把握するためCCTV画面資料を確保したことが分かった。
これに先立ち<ハンギョレ>はチェ理事長とイ本部長らが正修奨学会の文化放送・釜山日報株式持分売却を議論した対話内容を報道し、文化放送は盗聴の疑いを提起しハンギョレ取材記者を通信秘密保護法違反の疑いでソウル南部地検に告発した。 検察は去る19日、秘密会合があった貞洞建物の管轄庁であるソウル中央地検に事件を移送した。 検察はCCTV画面などを分析した後に告発人調査を実施する計画だ。
一方、全国言論労働組合が「文化放送株式持分を売却して特定大統領候補のために使おうとしたことは選挙法違反」とし、チェ理事長とイ本部長らを去る18日に告発した事件はソウル中央地検公安1部(部長イ・サンホン)に配当された。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr