https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/539291.html原文入力:2012/06/24 19:11(1417字)
韓国の日本大使館の前の少女の像に杭を打ち込んだ鈴木信行は再訪韓を公言したという。韓国政府がどれくらい甘いからそうなってしまったのか。彼は昨年8月独島(ドクト)を訪問しようとしたが金浦(キンポ)空港で制止された日本国会議員らと同行していたものだ。
今回の蛮行は日本の極右団体が自身の存在感を高めようとするノイズマーケティングの次元だとする政府の主張を非難する気はない。この問題が注目されればされるほど彼らの日本での政治的特色と重みがより一層大きくなることは明らかだ。それでも、わが政府が今のようにまったくの知らん振りですむものではない。彼らはここ1、2年、元慰安婦のハルモニ(おばあさん)を狙った蛮行の度合いを高めてきている。今や、わが国の領土内で韓国人の自尊心にクイを打ち込んで、韓国の領土の主権を否定するまでの事を犯すに至った。少女の像の杭はその象徴の一つにすぎないものだ。
鈴木は日本の右翼政治団体‘維新政党、新風’の代表だ。普段‘独島(訳注・竹島)は日本の土地’、‘大東亜戦争はアジア解放戦争’などの主張をして、今度は‘慰安婦は売春婦’と騒いだ。 いくら異常な者でも見過ごすことはできない侮辱だ。その上元慰安婦のハルモニの苦痛を象徴する少女の像と、戦争と女性人権博物館を蛮行の対象にした。昨年、日本の右翼は挺身隊対策協に女性の性器写真を郵送して関係者たちを驚かせた。 知らん振りをして無視しているうちに彼らは私たち国民の自尊心と精神に深刻なリンチをしかけているのだ。そのような蛮行を見てハラワタが煮えくり返るのに、これを知らん振りする政府を見ていると胸が裂かれる思いだ。
従軍慰安婦の問題は日帝強奪期のぬぐい消せない蛮行である前に、許されることのできない反倫理犯罪だ。13~16才の幼い少女十数万人を日本軍の性のオモチャとして引っ張っていったもので、国家が存在し、倫理がある限り見過ごせないものだ。それなのに政府は事実さえ認めない日本と軍事協力を軍事同盟にまで発展させている。自衛隊の海外派兵および軍非拡散を支援している。征韓派の日本の右翼の念願だ。甘く見られるほかない次第であり、元慰安婦のハルモニに対する日本右翼の蛮行が繰り返される原因でもある。
再発を防ぐ方法は、従軍慰安婦の問題に対する日本政府の公式謝罪を受けることだ。もはやノイズマーケティングを云々して無視する時期は過ぎた。すでにわが政府は十分に侮辱された。韓-日関係をかけても公式謝罪を要求することを願う。現政府はともかく、国民とハルモニまでが再び日本右翼のおもちゃにされてはならない。
原文: 訳T.W