統合進歩党は今、党権派が犯した暴力事態により党の存立自体が危険な状況になっている。 党内はもちろん改革進歩陣営全体で批判が噴き出し、いっそ党を解体すべきという声まで出ている。 状況がこれ以上悪化することを防ぎ、危機を打開できる糸口がまさに昨日の中央委員会決定事項だ。
党権派が電子投票の効力を問題にして法的闘争を行ったり、カン・キガプ非常対策委員長体制を認めないことによって党が無政府状態、事実上の分党局面に陥るのではという憂慮も出ている。 カン・キガプ体制を一定部分認めても党権派の実力者であるイ・ソクキ当選者を含む競選比例代表当選者および候補者の辞退は頑強に拒否する態勢だという。心配至極だ。政党の内部問題はあくまでも政治的に解決しなければならない。 法に頼る瞬間、政治は消えてしまう。 検察が今回の事態展開に注目しているという点を肝に銘じなければならないだろう。
党権派に注文する。事態をこれ以上悪化させるな。 回復しなければならない名誉があるならば、それは事態を収拾した後のことだ。 名誉を回復するためと持ちこたえに一貫するならば、結局自ら墓穴を掘ることになる。 比例代表競選の不正有無はさておき、今回の暴力事態に関する責任だけでも党権派が国民の前に席藁待罪(蓆に臥して処分を待つ)しなければならない。 比例代表競選の真相調査などを見ながら長期的に世論戦を行うといった姑息な手では事態を打開できない。 全てを捨てて国民の前に席藁待罪することがまさに名誉を回復する道だ。
昨日スタートしたカン・キガプ非常対策委は非常な覚悟で党を根元から変えていかなければならないだろう。 カン・キガプ非常対策委員長は昨日記者会見で収拾や縫合ではない革新非常対策委という点を強調した。 発想から革新的に変えなければならないだろう。 競選比例代表の辞退問題を党員投票と国民世論調査を半々混ぜて決めようというような粗雑な発想では現在の危機を克服し難い。 ひたすら国民の声だけに耳を傾け原則と常識に立脚した刷新の道を歩むことを願う。
原文: 訳T.W