原文入力: 2012.04.22 22:04 (1006字)
王家瑞-キム・ヨンイル 北京で対話
北、会談を急いだ様子…‘中国の機嫌取り’観測
北朝鮮のロケット発射強行後、初めて中国と北朝鮮が高位級会談を開き、朝鮮半島情勢などを議論した。
王家瑞中国共産党対外連絡部長は21日北京で、北朝鮮のキム・ヨンイル労働党国際担当秘書と会見し、北朝鮮-中国の党レベルの戦略疎通会談を持ち、朝鮮半島情勢など国際・地域問題に対し詳細な意見交換をしたと<新華社通信>が報道した。北朝鮮<朝鮮中央通信>も、キム・ヨンイル秘書率いる労働団代表団が20日中国を訪問したと公開した。
今回の会談で北朝鮮のロケット発射と関連した議論がなされたのかは確認されなかったが、ロケット発射以後の情勢に対する議論が中心となったものと見られる。北京の消息筋は“中国は国際的には北朝鮮を不安定にする追加制裁には反対するという立場を明確にしているが、北朝鮮に対しては事態をより一層悪化させる可能性のある第三次核実験など、追加挑発をしては絶対にならないという警告を明確にしたはず”とし、“北朝鮮は最近、労働党代表者会で金正恩を第一秘書として推戴した状況なども説明しただろう”と話した。
朝-中間の今回の会談は、北朝鮮の光明星3号発射以後中国が国連安保理議長声明議論で北朝鮮に批判的な態度を見せ、北朝鮮-中国の関係が不安定になっている中で行われた。20日は北朝鮮の航空会社である高麗航空の北京行航空便がない日であったが北朝鮮代表団が中国のエアーチャイナ航空便で入国したり、休日である土曜日に会談がなされるなど、中国の強硬な態度に危機感を持った北朝鮮が中国をなだめようと急に会談日を決めたのではないかという観測も出てきた。<新華社通信>は朝-中間戦略疎通会談が2011年6月北朝鮮で初めて開かれたため、今回は第二次会談であると伝えた。
北朝鮮のロケット発射後中国は、自国内で捕まえた脱北者の強制送還をしばらく中断するなど、北朝鮮に不満を表していることが分かった。 鴨緑江国境の丹東を通って北朝鮮を行き来する物資に対する税関手続を強化しているという情報もある。中国は最近官営<環球時報>社説を通じ、“北朝鮮がどんな行動をしても中国は保護するだろうという‘拉致’戦略で中国に接するならば、その代価を払わねばなくなるだろう”と警告した。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/529414.html 訳A.M