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「国公立大構造調整は不当」教授600人街頭デモ

原文入力:2011/11/03 20:42(1469字)


イ・ジェフン記者


総長直選制廃止圧迫など
一方的教育政策を糾弾
街頭歩いて市民にアピ-ルも

←全国国公立大学教授会連合会の教授600人余りが3日午後ソウル市龍山区(ヨンサング)白凡記念館で「国立大を殺すMB政府の教育政策糾弾全国国公立大学教授決起大会」を終えた後、ソウル市東崇洞(トンスンドン)マロニエ公園に集まり政府の教育政策を糾弾する街頭行進をしている。 リュ・ウジョン記者wjryu@hani.co.kr


全国国公立大教授600人余りが教育科学技術部の国公立大構造調整推進を糾弾する街頭デモを行なうなど、政府の大学教育政策に強く反発して出た。 彼らは政府が就職率など画一的指標を基準に5つの国立大を構造改革重点推進大学として選定し、定員縮小を圧迫手段として全国の教育大学の総長直選制廃止を引き出すなど、一方的に国公立大構造調整を押し進めていると主張した。

全国国公立大教授会連合会(国教連)所属の29の国公立大教授600人余りは3日ソウル市龍山区孝昌洞(ヒョチャンドン)の白凡記念館で「全国国公立大学教授決起大会」を開き、「イ・ミョンバク政府の教育政策糾弾宣言」を発表した。 国教連はこの糾弾宣言で△高等教育の公共性と大学の自律性を侵害する国立大法人化政策△研究と教育の競争力を落とし大学共同体を破壊する相互略奪的成果年俸制△反民主的な総長直選制・学長直選制廃止強要△国公立大を官僚の統制下に置こうとする大学運営成果目標制△法的根拠のない「構造改革重点推進大学」指定など、政府の大学教育政策を批判した。


また△国公立大の比率拡大による半額授業料実現△大学間統合ネットワーク構築による対国民サービス強化△高等教育予算支援強化による教育の公共性拡大などを、高等教育改革議題として提示した。
キム・ヒョンギ国教連常任議長(慶北(キョンブク)大教授)は「政府の国公立大先進化方案は大学を企業化し大学の自律性を侵害する短期成果主義だけに埋没しているから、国公立大の競争力を長期的に落とすことになろう」として「教科部にこういう内容を盛り込んだ数多くの声明書を伝達したが全く聞く耳をもたないので、国公立大教授が強力に決起したのだ」と話した。


この日18人の同僚教授らと共に決起大会に参加したパク・ピョンドク全北(チョンブク)大教授(独語独文学)は「合理的な根拠も対話もなしに、望む答が返ってこなければ全て教授らの集団利己主義と規定する教科部のやり方に、教授たちは怒っている」として「教科部が国公立大の競争力が落ちていると主張しながらも、実際にはそれを裏付ける研究結果や根拠は提示できずにいる」と指摘した。


教授たちはこの日午後3時30分頃決起大会を終えた後バスに乗って鍾路区(チョンノグ)東崇洞(トンスンドン)マロニエ公園に移動し、宗廟広場公園まで1.85km余りを街頭行進をしながら市民らに「国公立大興しに参加して下さい」と訴えた。


国教連政策委員のパン・サンジン全北(チョンブク)大教授(教育学)は「国公立大教授がこれだけの規模で決起大会を開いて街頭行進にまで出たのは、2007年国立大法人化反対デモ以来初めてのこと」と話した。


イ・ジェフン記者nang@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/503924.html 訳A.K