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MBに起立拍手した米議会…実は 動員されただけ?

原文入力:2011/10/17 18:19(1534字)


ワシントン ポスト記者、ブログに当時の米国議会風景 伝える
"議会空席は議員補佐官または、韓国代表団で満たされた"


←李明博大統領が13日午後(現地時間)米国議会2階下院本会議場で上.下院合同会議演説を終えた後、6・25参戦議員らに近付き敬礼している。 ワシントン/キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr


 "木曜日、議会には空席が殆どなかった。 大部分は議員や議員連絡係ではなく議員補佐官または、韓国代表団の人々で満たされていた。"
李明博大統領が13日、米国議会演説で5度の起立拍手を含め計45回の拍手を受けた。言論はオバマ政府スタート以後、外国首脳が上下院合同演説で最も多くの拍手を受けたと意味を付与した。当時、米国議会の風景はどのようだったのだろうか? ワシントン ポスト政治部記者ペリシア ソンメズが去る13日午後(現地時間) 自身のブログに当時の演説場の雰囲気を詳細に書いた。

 ソンメズはこのブログの文で、13日の議会演説での李明博大統領の発言内容、発言の時に韓国語を使った事実、訪米日程など議会演説風景を詳細に描写した。李明博大統領はこの日「1953年韓米相互防衛条約が通過した後、2011年韓米自由貿易協定も批准されることにより韓米関係の新しい一頁が開かれた」として「私たちは‘血で結ばれた同盟’だ」と話した。


 ソンメズは演説風景と共に文末でこの日の上下院合同演説に参加した人々が誰だったかも一緒に書いた。ソンメズは「議会の空席の大部分が議員ではなく議員補佐官または韓国代表団の人々」だったと書いた。その背景には米下院が最近200余年間維持してきた給仕制度を廃止した点が作用した。


 ソンメズは 「上.下院合同会議が開かれる時、大概はすべての議員が参加する訳ではなかったが、李明博大統領の演説時はそのような状況をさらに悪化させる要素があった」として「それは李明博大統領の演説が米下院が銀連絡係制度(House Page Program)をなくした後の初めての外国首脳演説だったため」と説明した。


 下院の議員連絡係(page)とは文書・小包伝達など議員らの手伝いをする高校生たちをいう。給仕は議員が別件で会議に参加することができない場合、該当議員の席に代わりに座り席を満たすケースも多かった。しかし最近、連絡係に対する議員らのセクハラ問題、連絡係維持費用問題などが発生し下院は去る8月31日付で連絡係制度を廃止した。


 李明博大統領の演説は連絡係制度の廃止後、初めての外国政治指導者の演説だった。そしてその結果、空席がたくさん生じたわけだ。ソンメズ記者は「空席を満たすための方法として米議会が議員補佐官らを動員し、そこに李明博大統領に随行した韓国代表団らもやはり席を満たした」と書いた。


 <東亜日報>も15日付で「この日、イ大統領の入場時間が迫っても435席の下院本会議場に空席がたくさん残っていたため米議員の補佐官らとインターンなどが大挙入ってきて席を埋めた」とし「イ大統領に随行した長官と駐米韓国大使館職員らも議員席に座った」と報道した。この報道によれば議長席を中心に6列ある議員席の中で両端の2列は各々韓国側随行員と米国議員の補佐官らがほとんど全て埋めたということだ。13日、米国議会でイ大統領に熱狂的な拍手を送った人々は実際は誰だったのだろうか?
デジタルニュース部


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/501109.html 訳J.S