原文入力:2011/10/09 19:59(1553字)
キム・グァンス記者
"チョ・ナモ会長 環境労働委勧告受け入れ、闘争の成果"
ウォール街デモ隊に電話激励 "最後まで共にがんばろう"
←整理解雇撤回を要求して韓進重工業釜山影島(プサンヨンド)造船所‘85号クレーン’上で籠城中のキム・ジンスク民主労総釜山本部指導委員が8日午後、自身を応援しに来た希望のバス参加者等を見て明るく笑っている。釜山/リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr
"整理解雇者たちが決めれば従います。"
キム・ジンスク(51)全国民主労働組合総連盟釜山本部指導委員は9日、5次希望バスが帰った後<ハンギョレ>との電話通話で「国会環境労働委員会勧告案に対して韓進重工業整理解雇撤回闘争委員会が公式立場を整理すれば従う」という立場を明らかにした。キム氏自身の意見と違っても無条件に従うということだ。闘争委員会が賛否投票で意志を決めれば、この日で277日にわたり韓進重工業影島造船所内の船舶クレーンで続けている籠城を終わらせるということを意味する。
国会環境労働委員会の勧告案に対する意見を聞くと、「私とともにクレーンで籠城中の4名が国会勧告案に対して言及すれば整理解雇者たちが私どもの顔色を見ざるを得なくなる」として「一緒に下で苦労しているその方々の意を尊重するためクレーン籠城者たちが個人の意見は出さないことにした」と話した。
国会環境労働委勧告案で復職ではなく整理解雇後の再雇用を意味する字句を使ったことに対して一部の整理解雇者たちが反発していると言うと「野党国会議員が会社側の名分のために再雇用という表現を使い、実質的には整理解雇撤回を表わす趣旨で勧告案を作成したと理解している」として「そこに対して私の考えを言えば整理解雇者たちの判断に影響を及ぼすことになる」と即答を避けた。
彼女はチョ・ナモ韓進重工業会長が国会環境労働委員会の勧告案を受け入れたことに対して肯定的な評価をした。「整理解雇だけは撤回できないというチョ会長には不満があるが国民の代表機関である国会で涙を流しながら1年以内に整理解雇者などを再び入社させ生計費2000万ウォンを支援する国会環境労働委員会の勧告案を受け入れたことは闘争の成果」ということだ。
彼女は「チョ会長が国会で流した涙は悔しさから出たものと考える」として「チョ会長がそれなりの進展した案を受け入れただけに、今度は金属労組と韓進重工業が具体的な交渉を通じて解決の糸口を見つけることを期待する」と話した。金属労組と韓進重工業が合意案を作った後、会社側が約束を翻意する可能性を一部憂慮していることに対しても「チョ会長が国民の代表機関である国会でした約束を守ると信じる」と付け加えた。
一方、この日午前10時30分頃、キム指導委員は米国ウォール街デモ隊を対象に電話演説をした。米国現地の携帯電話に連結されたスピーカーを通じて伝えられた彼女の肉声は通訳を通してデモ隊に伝えられた。彼女は「‘新自由主義で全世界の民衆が苦痛を受けている。 韓国も1997年外国為替危機の後、整理解雇と非正規職の量産が続いている。それで5次希望バスが集まった。世界金融圏の心臓であるウォール街でデモが起きるのはまさに新自由主義の問題点をよく示す象徴’と話した」と伝えた。彼女は「‘最後まで共に’というスローガンを叫びインタビューを終えた」と付け加えた。釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/499929.html 訳J.S