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海軍、強い反発にもかかわらず‘クロムビ岩’爆破へ

原文入力:2011/10/06 16:38(1636字)


午後3時 発破予定だったがまだ作業できず
ムン・ギュヒョン、イ・ヨンチャン神父 抗議し警察に連行さる


←済州(チェジュ)江汀マウル海軍基地を工事中の海軍は6日午後、クロムビ岩の爆破作業に乗り出した。遠くに見える所がクロムビ現場。江汀マウル メディアチーム イム・ホヨン氏が携帯電話で撮った写真を<ハンギョレ>に送ってきた。


済州海軍基地を建設している海軍が済州道と済州道議会、江汀住民たちの反発にもかかわらず、済州海軍基地事業区域内の‘クロムビ岩’を発破で破壊する作業を始めた。

海軍はこの日午後4時5分頃、済州道が試験発破の中断を促す立場を発表し、江汀マウル住民と平和活動家など40人余りが江汀入り江と海軍済州基地事業団事務室前で抗議する中で試験発破に入った。海軍はこの日 6回にかけて発破した。


この日、発破が始まるや‘バン’という轟音と共に煙がクロムビ岩海岸を包み、1km程度離れた江汀入り江に集まった住民と活動家が聞こえるほど大きな音だった。光景を目撃した一部住民と活動家は現場を見守りながら涙を流した。


しかし今回の試験発破は済州道の強力な中断要求にもかかわらず実施され今後の済州道の対応が注目される。


済州道は海軍側の試験発破の知らせに対しこの日午後2時20分頃、立場発表を通じて「試験発破の便りに深い遺憾の意を表し、海軍の一方的な業務進行に相当な憂慮を禁じえない」として試験発破の中断を要求した。


道は「去る4日、国防部と海軍本部に15万tクルーズ船の自由な利用と関連した問題点について国防部次元の再検証を公文書形式で要請した状態」として「道民の疑問を解消しない状態で一方的に発破を強行することになれば済州道は格別な対策を講じるだろう」とし試験発破を直ちに中断せよと要求した。


←またと見られない‘クロムビ’


これに伴い、この日 海軍が試験発破を行ったことで済州道が明らかにした‘格別な対策’がどのような方法で出てくるかが注目される。


江汀マウル住民たちと活動家は、この日午後‘試験発破’があるという便りが知らされるや江汀入り江と海軍済州基地事業団事務室前に集まり「発破を中止せよ」として抗議した。

この過程でムン・ギュヒョン、イ・ヨンチャン神父は事業団前で抗議し警察に連行され、活動家など6人は午後2時頃 江汀入り江からゴムボートに乗り海へ出て発破に抗議し連行されるなど計9人が警察に連行された。


この日の発破の便りは海軍が当初公式に発表しないまま、海女たちに午後3時に発破がある予定とし、作業を避けるよう伝えたことにより知られた。


海軍はこれに先立ち、先月2日 江汀マウル中徳三叉路に遮断壁を設置する作業を終えた後、海から浚渫した土を積み出す道路をつくり、バージ船の臨時係留埠頭として使う海上積出場造成のために掘削機などを動員しクロムビ岩海岸の石を壊すなど平坦化作業を行なってきた。


海軍済州基地事業団関係者は「試験発破は実際に発破作業をするのに先立ち施工経済性を確認し住民被害と環境被害を最小化する最適数値を算定するためのテスト」とし「海女などが作業する時間を避けて欲しいという住民たちの要請により時間を午後3時に決めた」と話した。


しかし住民たちは「道民たちの世論を無視し海軍が一方的に工事を強行している」として、今回の海軍の試験発破に強く反発した。


コ・クォンイル江汀マウル海軍基地反対対策委員長は「道議会と野5党などが工事中止と原点からの再検討を要求しているにも関わらず海軍は発破を行った」として強く抗議した。


済州/ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/499575.html 訳J.S