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海上警察、天安艦 最初状況 "座礁と報告を受けた"

原文入力:2011/08/23 16:11(1625字)
クォン・オソン記者


‘座礁報告’初の証言…救助しに行く途中で連絡を受け
"最初に設置された浮漂の位置も午後になり位置が変わった"


←引き揚げられた天安艦の艦首を平沢に移送するために4月24日、バージ船に載せている。その翌日、合調団は天安艦の沈没原因が‘非接触式外部爆発’と発表した。 <ハンギョレ>資料写真


天安艦沈没当時、救助に出た海上警察が最初の状況について "座礁と連絡を受けた"という初めての証言が出てきたと<メディア オヌル>が23日 報道した。

当時、天安艦乗務補助員救助作業を行った海上警察501艦艇の副艦長だったユ・ジョンチョル海上警察警衛(日本の警部補に相当)は22日、シン・サンチョル サプライズ代表(前 民軍合同調査団民間委員)に対するソウル中央地裁刑事36部(裁判長 ユ・サンジェ部長判事)審理で開かれた初公判に出席し このように明らかにした。シン代表は天安艦に対する疑惑を提起し名誉毀損容疑で起訴された。

ユ前副艦長はこの席で海上警察の天安艦事故報告書に最初の状況が‘座礁’と記載されたことに対し「知っている」として‘座礁したので行って救助しろと言ったのか’という新聞に「そうだ」と答えた。彼は「(その報告書は)状況室が初めて作成したが、(海軍)2艦隊から受け取ったもの」と話した。


救助しに行く時も座礁という状況伝達があったかという問いに対して、ユ前副艦長は「電文で(座礁という話が)きた」として「救助しに行く途中で‘座礁’と連絡を受けた」と明らかにした。海上警察状況報告書に‘座礁’という言及があったことは知られていたが、救助のために出動中の指揮官が事故当時これを伝達されていた事実を証言したのは初めてだ。


‘座礁’の意味についてユ前副艦長は単純に船の沈没状態または、すべての沈没事故の場合でなく「暗礁に引っかかった海難事故である時に座礁という言葉を使う」と明らかにした。‘海軍が座礁という用語をどのように使うのか知っているか’という検察側尋問にユ前副艦長は「そこでどのように使うかは知らない」としつつも 「暗礁に引っかかれば座礁と通常は使う」と明らかにした。彼は「事故発生時、原因糾明前にも座礁と通常使う」として「暗礁に引っかかって沈没するケースが多いからそうだ」と付け加えた。


救助直後、チェ・ウォンイル艦長をはじめ乗務補助員らに事故原因は何か等の対話もしたのではないかという弁護人側の質問に対しユ前副艦長は「火が出た家をあおりたてそうで、そういう話はしなかった」と話した。


当時の具体的な状況に対してユ前副艦長は「携帯電話」で初めて救助の要請を受けた時刻が26日夜9時34分であり、1分後の35分に出動し、「仁川海上警察状況室副室長」から伝達されたと説明した。


一方、当時 錨ブイ(浮漂)を設置した位置と関連して新たな証言も出てきた。ユ前副艦長は沈没している艦首の位置を固定するため、事故発生5時間後の3月27日明け方2時25分に艦首位置(北緯37度54分31秒、北緯124度40分90秒)に浮漂を設置し、この日朝7時10分まで錨浮漂と艦首の位置を確認した後、周辺の捜索作業のために席をはずした。


しかしその後、艦首は完全に沈没し、その日の14時40分(午後2時40分)頃、北緯37度54分36秒、東経124度40分60秒地点に浮漂が設置されているのを見たと話した。これに対しユ前艦長は「午後に発見した錨ブイの位置は私たちが設置したものと違うことを確認した」と話したと<メディア オヌル>は伝えた。

クォン・オソン記者 ツイッター@5thsage


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/492971.html 訳J.S