原文入力:2011/07/07 01:15(1780字)
チョン・インファン記者
‘2転3起’冬季オリンピックを誘致した江原道(カンウォンド)の表情
スキージャンプ競技場に集まり誘致確定の瞬間 いっせいに歓呼
"喜びを言い表せない"…春川(チュンチョン)・江陵(カンヌン)でも "イエス、平昌" 連呼
←眠れない平昌 6日夜12時を少し過ぎるころ、江原道、平昌郡のアルペンシア スキージャンプ競技場に集まった江原道民が冬季オリンピック誘致確定に歓呼し‘イエス平昌!’を叫んでいる。平昌/キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr
"この日が、こういう日がとうとう来たんだな…" 50代の男性二人、抱きあった二人の目に涙があふれた。五色の花火が海抜700mの夜空を彩った。6日夜12時を少し過ぎるころ、2018年冬季オリンピック平昌誘致が確定した瞬間、江原道、平昌郡、大関嶺面のアルペンシア スキージャンプ競技場に集まった住民たちはいっせいに歓声と共に熱狂のルツボに引きこまれた。
"ついになし遂げたという思いで全身から力がすっかり抜けたようです。"
ヨム・ドンソル(54)氏の目がしらはすでに赤くなっていた。彼は平昌郡、大関嶺面の住民たちで作られた‘2018平昌冬季オリンピック誘致住民広報団’団長であり、村の繁栄会長だ。12年の歳月、ただ今日のために走り続けた。以前の二回と同じように今回も、大関嶺面の住民33人は無尽のお金まで注ぎこんで開催地が決定される南アフリカ共和国ダーバンまででかけた。ヨム氏は「これは本当に夢か現かわからない」として「二度流した悲しみの涙が今日は喜びの涙になった」と感激した。
"何と言えばいいのか…、ただ胸が張り裂けそうだよ。3度目の挑戦で…"
顔まで真っ赤にした大関嶺面の住民 キム・テファン(59)氏は言葉が出てこなかった。2003年の最初の挑戦の時は、率直に言って大きな期待はしなかった。2007年の2度目の挑戦の時は可能性があると思った。期待をかけただけに失望も大きかった。キム氏は「当時2次投票で落ちたので何もかも嫌になった」とし「3度目も駄目なら4度目の挑戦は難しいというので、一日中 気が急いて仕事が手につかなかったよ」と話した。
競技場の一画で会ったカン・インシク(42)平昌・寧越(ヨンウォル)・旌善(チョンソン)畜産協同組合経済課長は笑いをこらえられなかった。彼は「これがもう何年目か。地域住民の立場でどれほどうれしいか、言葉では言い尽くせない」と話した。この日、地域畜産協同組合では牛の頭22個を煮て用意した牛頭クッパ2018皿を集まった住民たちと行事関係者たちに提供した。カン課長は「去る月曜日(4日)午前から三日間、グツグツ煮てクッパを用意した。 クッパの力がダーバンまで伝わったのだろう」としてまた大笑いした。
200余人の会員たちとたすきをかけてくるくる回り歓声を上げる‘冬季スポーツを愛する人々の会’(冬愛会)ソ・グァンウォン企画局長の黒く焼けた顔は汗と涙でぐちゃぐちゃだった。彼は「一日中台風の目のまん中に入っている感じだった」として 「その台風が悲しみではなく歓喜の台風ということが夢のようだ」と感激を表した。冬季オリンピック公式サポーター団体である冬愛会は先月24日、平昌郡庁を出発しソウル・仁川・清州など全国13地域を回りオリンピック誘致祈願行事を行い、6日午後に平昌に帰ってきた。
平昌の感激は春川・江陵・旌善でも響きわたった。春川市、鳳儀洞(ポンウィドン)、江原道庁前広場に集まった2千余の市民は「イエス、平昌」を声を限りに叫んだ。スキー種目の一部競技が開かれる旌善では朝陽江の岸辺に集まった1千余の住民たちが蛍光棒を打ち振り爆竹を鳴らした。6日終日、家ごとに太極旗を掲げた氷上種目競技開催地の江陵でも江陵市庁前広場をいっぱいに埋めた市民が抱き合って二度の失敗の末に成し遂げた成功を祝った。
平昌/チョン・インファン記者 inhwan@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/486257.html 訳J.S