原文入力:2009-02-18午前08:31:31
‘同じID・パスワード’使うインターネットユーザー餌で狙って
路上生活者などの名義で不法通帳使用…一党初検挙
キム・ソンファン記者
有名インターネット メッセンジャーに接続し友人や先輩・後輩等を装い現金を要求して騙し取った‘メッセンジャーピッシング’一党が警察に捕まった。メッセンジャーピッシング詐欺犯が捕まったのは今回が初めてだ。これらは特にオークションなどインターネット ショッピングモールでIDとパスワードを入手した後、これを使ってメッセンジャーに接続しIDの実際の主人や親せきを装い現金を要求したことが明らかになった。
ソウル地方警察庁は17日、個人情報を盗み出してインターネット メッセンジャー金融詐欺を行った疑惑(詐欺・情報通信網利用促進などに関する法律違反)でファン・某(44)氏など4人を拘束し、これらに不法携帯電話と通帳名義を貸した疑惑(電子金融取引法違反)でイ・某(57)氏など7人を不拘束立件したと明らかにした。ファン氏などは昨年8月から11月までメッセンジャーのネイト・オンを利用するインターネットユーザーのIDとパスワードを盗用し接続した後、チャットを通じてパク・某(38・女)氏など計19人をだまし1千万ウォン余りを騙し取った疑惑を受けている。
警察の調査結果、これらは大部分のインターネットユーザーらがインターネットIDとパスワードをメッセンジャーIDと同じにして使っているという点を利用し、先に国内有名インターネット オープンマーケット ショッピングモールであるオークション,Gマーケット,11番街などでいわゆる‘優秀販売者’らのIDと暗証番号を入手した。優秀販売者のIDは顧客のIDと電子メール住所,生年月日などを閲覧できる権限がある。このように入手したIDとパスワードでインターネット メッセンジャーに接続しチャットを通じて‘友人’や‘先輩’と分類された人に接近し「急に送金しなければならなが公認認証書がない」,「お金が急に必要だがちょっと貸してくれ」として要求し、10万~100万ウォンずつ口座振り替えを受け取っていたことが明らかになった。彼らは犯行に先立ち昨年8月、路上生活者などの名義で不法通帳24ヶをあらかじめ用意していた。
ファン氏等はまた追跡を避けるためにソウル,江南と京畿,安養などでノートブックを使いインターネット メッセンジャーに接続しており中国に置いたサーバーを利用するなどのち密さが伺えたと警察は明らかにした。メッセンジャー業者で疑いを抱く海外IPを遮断してからは国内IPのように認識される‘仮想私設網(VPN)’を利用して犯行を犯したりもしたと付け加えた。警察関係者は「ファン氏らはハッキングされた個人情報を買い犯行に利用した可能性が高いが、ID流出経緯などと関連して該当業者に対する捜査も同時に進めている」と話した。これに対して該当企業等は「ハッキングなどでID・パスワードなど個人情報が流出した事実はない」と明らかにした。
警察は不法通帳6口座に計7億ウォンが入金されており、この内3億9千万ウォン余りがキャッシュディスペンサーから引き出された事実を確認し、他の被害者がいないかなど捜査を拡大している。キム・ソンファン記者hwany@hani.co.kr