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大学入学 3週後に控えて…ピザ配達員また死亡

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/463319.html

原文入力:2011-02-15午前08:46:21(1055字)
配達終えた後 売り場への帰途‘信号無視’したバスと衝突
遺族 "授業料の足しにすると言って始めた" …会社側 "最大限支援"

大学入学を3週後に控えた10代のバイク ピザ配達員がバスに轢かれ命を失った。
ソウル、永登浦警察署は13日夕6時頃、ソウル、永登浦区、文来洞の文来交差点で左折をしたバイクと向かってきたバスが衝突し、バイク運転者キム・某(19)君が亡くなったと14日明らかにした。Bピザ配達員として働いていたキム君は事故当時、ピザ配達を終え 堂山洞にある売り場に帰る途中だった。

警察はキム君のバイクが文来交差点で信号に従い左折したが、向い側から信号を無視して時速60kmで直進してきたバスとぶつかったと説明した。キム君は事故直後、病院に運ばれたが事故から50分後に脳損傷で亡くなり、事故当時バスに乗っていた乗客11人も軽傷を負い治療を受けた。バスの運転手パク・某(53)氏は交通事故処理特例法違反で警察に立件された。

キム君は事故4日前の去る9日、ソウル、汝矣島高等学校を卒業し、来月2日にH大学校中国語学科に入学する予定だった。高校1年の時、学校のバンド部で電子ギターを演奏するなど活動的な学生だった。キム君は昨年 修学能力試験を終えた後の12月7日からピザ配達のアルバイトを始め、一日8時間ずつ仕事をして1ヶ月平均110万ウォンを受け取っていたという。

この日、葬儀場でキム君の母方のおじ ソン・某(49)氏は「甥が自分で稼いで授業料の足しにし小遣いも用意するとしてアルバイトを始めた」とし「大学に行っても海兵隊将校に入隊して授業料を工面すると言っていたのに…」として喉を詰まらせた。知人たちはキム君の父親が自動車整備所を営んでいるが、キム君の他にも大学3年の娘と11才の息子がいて いつも家計はカツカツだったと伝えた。キム君の葬儀室では茫然自失している両親のそばにキム君の11才の弟が喪主を務めていた。

Bピザ会社の関係者は「昨年末、他社のピザ配達員死亡事故があったので、私たちもすべての売り場に配達員も安全優先を強調してきた」とし「事故収拾のために最大限支援する」と話した。

キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr

原文: 訳J.S